ルイス・エンリケ監督は昨シーズン、パリ・サンジェルマン(PSG)をクラブ史上初のチャンピオンズリーグ制覇へと導いた。さらにクラブワールドカップでは決勝進出、UEFAスーパーカップも制し、チームを飛躍的に前進させた。
現在エンリケ監督は、PSGを再び欧州の頂点へ導くことに集中しており、2027年までの現行契約を全うする見込みだ。
しかし、スペイン紙『スポルト』によると、彼は親しい関係者に「いずれバルセロナへ戻りたい」との思いを打ち明けているという。
スペイン・アストゥリアス州出身の指揮官はこれまでもたびたびバルセロナ復帰への関心を示してきた。来年、バルセロナが会長選挙を迎えることもあり、その夢が現実となる可能性もある。
昨季はチャンピオンズリーグ制覇に加え、リーグ・アンとクープ・ドゥ・フランスも制し、歴史的な三冠を達成。パリで大きな成功を収めながらも、カタルーニャへの愛着は色あせていないようだ。契約を尊重する姿勢を見せつつも、いずれカンプ・ノウに帰還する日が訪れるかもしれない。
バルセロナで偉業を達成した前任期
ルイス・エンリケ監督は2014年から2017年までの3シーズンにわたりバルセロナを率い、就任初年度にはクラブ史上2度目となる三冠を達成した。

サポーターからも絶大な支持を受けており、公式戦181試合で138勝22分21敗、勝率は76.24%に達した。
2023年にPSGの指揮官に就任してからも成功を重ね、2つの異なるクラブで三冠を成し遂げたことで、現在ではヨーロッパを代表する名将のひとりとして評価されている。
エンリケ監督は現在、PSGを「欧州の名門」として確立させることに集中している。一方のバルセロナはハンジ・フリック監督が就任1年目から結果を出しており、クラブとして大きな満足感を得ている。
そのため、本人が母国復帰に関心を示しているとはいえ、今後数シーズン以内にカンプ・ノウへ戻る可能性は低いと見られている。
原文:Spanish outlet speculates PSG manager Luis Enrique's interest of returning to Barcelona
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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