マンチェスター・ユナイテッドのアモリム監督が解任 リーズ戦後のインタビュー「コーチではなく監督」発言が原因か?

Joe Wright

小鷹理人 Masato Odaka

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マンチェスター・ユナイテッドという現代の物語に、また新たな展開が加わった。

マンユナイテッドは現地日曜日、リーズとのアウェー戦で1-1の引き分けに終わった。主力選手の欠場が続く中、今季の不安定な状況を考えると、この結果は悪くないと言えるだろう。

ルベン・アモリム監督も試合後のテレビインタビューでこれに同意したようだったが、その後の記者会見では、自身の指揮官としての在任期間に関する憶測を呼ぶ発言をした。奇妙なことに、自身が「監督」ではなく「コーチ」と呼ばれることに反発を示した後、状況が変わるまで「18ヶ月間」ユナイテッドに留まるという発言を繰り返し行ったのだ。

この件で激昂するのは奇妙なことだった。何しろ彼は正式には「監督」ではなく「ヘッドコーチ」として任命されており、男子トップチームの指揮官としてこの特定の役職名を与えられた初の男性だったからだ。とはいえ、試合前の記者会見でクラブ内部の不和をほのめかしていたことを考えれば、さほど驚くことではなかったかもしれない。

いずれにせよ、アモリム監督はユナイテッドにとって順調だった流れを、不確実性と混乱に満ちたものへと変えてしまった。その翌日、クラブは職務解除を発表した。

リーズ戦後のルーベン・アモリム監督インタビュー

リーズ戦の引き分け後、アモリム監督は「18ヶ月」という言葉を繰り返し口にした。これは明らかにユナイテッドでの自身の契約期間を指している。また、その期間が終了すれば「新しい段階に進んでいく」と主張した。

しかし、アモリム監督は「辞任しない」とも述べ、解任されて後任が就かない限り、契約期間の18ヶ月を全うすると表明した。結果的にユナイテッドが翌日に解任を決断し、その意思を代弁することとなった。

本人も試合直後は感情に流されやすいと認めており、発言の真意を正確に読み取るのが難しい場合がある。イングランド4部のグリムズビー・タウンに敗れ、カラバオカップから屈辱的な敗退を喫した後、彼は「選手たちは今日、自分たちの望みを非常に明確に示したと思う」と発言。その真意を問われると「皆さん、これは明白だ。ただサポーターの皆様に謝罪したい」と答えた。

その数日後、落ち着いた様子のアモリムはこう語った。「時には辞めたいと思うこともあるし、時には20年もここにいたいと思うこともある」

リーズ戦前に、アモリム監督は自身の理想とする3-4-3システムを完璧に機能させるチーム構築には「多額の資金」が必要だと示唆した過去の発言について説明を求められたが、彼はこれを拒否した。

「その件については話したくない。リーズ戦に集中しているだけだ」と彼は述べた。

質問に答えないのは自身のスタイルではないと認めつつ、スポーツディレクターのジェイソン・ウィルコックス氏と最近移籍について話し合ったか追及されると、こう付け加えた。「その件については話したくない。君は賢いね」

ルベン・アモリム監督の試合後インタビュー全文

以下は、リーズ戦で1-1の引き分けに終わった後に行われた、ルベン・アモリムの試合後記者会見の最終部分である。彼は2つ目の回答を終えたところで立ち上がり、そのまま会場を後にした。

Q:試合前に落ち込んだ様子に見えたが、それでも取締役会の支持を感じているか?

あなた方は、あらゆることについて都合のいい情報だけを受け取っているように感じる。私はここに、マンチェスター・ユナイテッドの「監督(manager)」になるために来たのであって、「コーチ(coach)」になるために来たわけではない。それははっきりしている。

私は(トーマス)トゥヘルでもなければ、(アントニオ)コンテでも、(ジョゼ)モウリーニョでもない。それでも、私はマンチェスター・ユナイテッドの監督だ。この状況は18カ月続くか、あるいは取締役会が交代を決めるまで続く。私が言いたかったのはそれだけだ。これで話は終わりにしたい。

私は辞めない。別の誰かがここに来て私の代わりを務めることになるまで、自分の仕事をやり続ける。

Q:チームを率いるうえで、当初は保証されていると思っていたことが、実際には違っていたと感じているのでは?

ただ言いたいのは、私はこのチームの“監督”であって、単なる“コーチ”ではないということだ。その点については、私は本当に明確にしてきた。そして、それは18カ月で終わる。その後は、全員が次へ進む。それが契約だった。それが私の仕事だ。コーチであることではない。

もし、ギャリー・ネヴィルのような人物や、あらゆる批判に耐えられないのなら、クラブを変える必要がある。違う、皆。私はただこれを言いたいだけだ。私はマンチェスター・ユナイテッドの監督になるためにここに来たのであって、コーチになるためではない。スカウティング部門も、スポーツディレクターも、それぞれ自分たちの仕事をする必要がある。私は18カ月間、自分の仕事をする。そして、その後は次へ進む。

ルベン・アモリムの契約と年俸

アモリムは2024年11月に就任した際、2026-2027シーズン終了までの契約を結んだ。さらに、1年延長のオプションも含まれていた。

ポルトガル人指揮官は就任時、2024-2025シーズン終了までオファーを待ちたかったと明かしているが、クラブ首脳からは「今しかない(now or never)」と説得されたという。

The Sunが就任直後に報じたところによると、アモリムの契約は年俸650万ポンド(1ポンド=200円で換算で約13億円。以下同)規模で、週給に換算すると約12万5000ポンド(約2500万円)に相当するとされている。

原文:Ruben Amorim interview after Leeds game: Man United 'manager, not coach' comments that led to exit
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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