昨夏、キリアン・エムバぺがPSGからレアル・マドリードに加入して以来、チームの布陣は変化している。
昨シーズンは無冠に終わり、名将カルロ・アンチェロッティの退任や選手の入れ替えなど、大きな変化があった。
今季のチーム改編で最も影響を受けているのはロドリゴだ。かつてはレアル・マドリードの将来を担う存在と見なされていたが、影が薄くなりつつある。
そのため、移籍の可能性も考えられるが、実現にはいくつかのハードルがある。報道によると、複数のプレミアリーグクラブが関心を示しているという。
ロドリゴ、レアル・マドリード退団の可能性
シャビ・アロンソ監督就任後、出場時間が減少していることもあり、ロドリゴのレアル・マドリード退団は可能性が高いとみられている。
ブラジル出身のロドリゴは、2019年に母国のサントスからレアル・マドリードに加入して以来、世界屈指のウイングの一人へと成長してきた。しかし、これまでベンゼマやヴィニシウス、そして最近ではエムバぺといったスター選手の影に隠れることが多かった。
昨シーズンは、ヴィニシウスとロドリゴの両者がエムバぺ加入に対応するのに苦戦し、チーム全体がやや混乱気味に見えた。ヴィニシウスは安定した活躍を見せた一方、ロドリゴは数字上では前シーズンと大きな差はなかったものの、チーム内での存在感はやや目立ちにくくなった。
今シーズン、シャビ・アロンソ新監督の下で、ロドリゴはチーム内で出場機会が限られていることが明らかになってきた。ラ・リーガ開幕戦のオサスナ戦では途中出場すら与えられず、新加入の若手フランコ・マスタントゥオーノがベンチから起用された。また、クラブ・ワールドカップでも出場時間はわずか約90分にとどまり、序列が下がっていることがうかがえる。
マンチェスター・シティとアーセナル、ロドリゴ獲得に関心
ここ数週間の報道によると、マンチェスター・シティとアーセナルの両クラブがロドリゴ獲得に関心を示しているという。
ロドリゴは本来左ウイングが本職だが、加入後はヴィニシウスに合わせて右に回ったため、マンチェスター・シティやアーセナルが関心を示すのも納得だ。シティは安定した左ウイングを確保できておらず、アーセナルも左ウイングの戦力をさらに強化しようとしているようだ。
移籍市場に精通するジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マンチェスター・シティはロドリゴをターゲットの一人としており、サヴィーニョの移籍の可能性を受けて関心を示しているという。
しかし、ロドリゴの移籍がまだ実現していない理由は、やはり移籍金の高さにあるとみられる。報道によれば、レアル・マドリードは1億ポンド(1ポンド198円換算で約198億円)以上を要求する意向で、世界でも限られたクラブしか獲得できない状況だ。ロドリゴはまだ24歳と若いものの、巨額の移籍金もあって移籍は容易ではない。
今後、巨額の移籍金を支払うクラブが現れなければ、以前よりリスクが高いと見なされるロドリゴはレアル・マドリードに残る可能性もある。
原文:Is Rodrygo leaving Real Madrid? Man City, Arsenal linked with transfer after Xabi Alonso omission
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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