試合後に一触即発「これがクラシコというもの」ヴィニシウスがバルサ戦後に言及

小鷹理人 Masato Odaka

Rwittika Chakraborty

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Getty Images

レアル・マドリードは日本時間10月27日、サンティアゴ・ベルナベウで行われた今季最初のエル・クラシコで、バルセロナに2−1で勝利を収めた。

キリアン・エムバペが22分、ジュード・ベリンガムのアシストから先制点を決め、マドリーにリードをもたらした。その後、38分に、マーカス・ラッシュフォードのパスを受けたフェルミン・ロペスが同点弾を決め、バルセロナが試合を振り出しに戻す。

43分、ヴィニシウスのクロスをエデル・ミリトンが折り返し、ベリンガムが勝ち越しゴールを挙げ、マドリーが再びリードを奪った。そのまま試合は終了し、白熱したエル・クラシコはレアル・マドリードの勝利で幕を閉じた。

しかし、試合終了の笛が鳴ると、ピッチ上では緊張が高まり、レアルのダニ・カルバハルとバルセロナのラミン・ヤマルの言葉をきっかけに、激しい口論が発生。そこにヴィニシウス・ジュニオールも加わり、場の空気は一層ヒートアップした。

試合後、ヴィニシウスはSNSを通じてマドリディスタ(レアル・マドリードのファン)に向けたメッセージを発信し、エル・クラシコ後の混乱に言及した。

「ベルナベウに来て情熱的に応援してくれたすべてのマドリディスタへ。これがクラシコというものだ。皆さんが自身の目で見た通り。ピッチの上でも外でも、さまざまなことが起こる」

「私たちは常に冷静を保とうとしているが、それがいつもできるわけではない。誰かを侮辱する意図はない。若い選手たちも、ファンの皆さんも同じだ。ピッチに立てば自分の役割を果たす、それがサッカーというものだ」

「この勝利はレアル・ファンのおかげだ。アラ・マドリー!」

この歴史的ライバル関係の中でも、今回の勝利は特に大きな意味を持つ。というのも、レアル・マドリードは昨シーズン、バルセロナとの4試合すべてで負けていたからだ。

試合後の乱闘について、シャビ・アロンソ監督の見解は?

試合後の記者会見で、レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督は、この一連の小競り合いについて次のように語った。

「あれは試合の緊張感の一部だ。これまでも多くのクラシコで似たようなやり取りや小競り合いが起きてきた。いろいろな要素が絡み合った結果だよ。過剰に心配する必要はない。健全な“ぶつかり合い”というものもあるんだ。私も現場でそう感じた。」

(出典:Managing Madrid)

宿敵バルセロナに勝利したことにより、レアル・マドリードは、ラ・リーガの順位でもリードを広げた。

現在、レアルは10試合を終えて勝ち点27で首位を維持し、2位のバルセロナに5ポイント差をつけている。

アロンソ監督率いるチームは、次戦、日本時間11月2日にホーム・ベルナベウでバレンシア戦を行う予定だ。

原文:Real Madrid's Vinicius Junior sends message addressing El Clasico aftermath
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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