レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督は、代表ウィーク明けにチームへ戻る主力選手の状態を見極める予定だ。
ラ・リーガを8試合終え、レアル・マドリード(ロス・ブランコス)はバルセロナに2ポイント差をつけて首位に立っており、上々の滑り出しを見せている。
そのチームのエースとして君臨しているのがキリアン・エムバペだ。フランス人ストライカーは、今季リーグ戦で9得点、全コンペティションでは14得点を記録しており、2025-2026シーズン開幕から国内リーグとUEFAチャンピオンズリーグを含む全10試合に先発出場している。
エムバペは、インターナショナルブレーク前のビジャレアル戦(3-1勝利)で軽い足首の違和感を抱えた状態で、ディディエ・デシャン監督率いるフランス代表に合流していた。
エムバペとデシャン監督の双方は、アゼルバイジャンとの2026年ワールドカップ予選を前にこの怪我の深刻さを否定し、「パリでの先発出場に問題はない」とコメントしていた。
9月のウクライナ戦およびアイスランド戦でそれぞれ得点を挙げていたエムバペは、今回もパルク・デ・プランスで行われたアゼルバイジャン戦(3-0勝利)で先制点を決めたものの、83分に交代を余儀なくされた。
試合後、デシャン監督は「同じ足首を再び打撲した」と明かした。エムバペは大事を取ってフランス代表から離脱し、10月13日のアイスランド遠征には帯同しないことが決まった。
レアル・マドリードがエムバペの負傷状況を更新
デシャン監督のコメントにマドリディスタは一時息をのんだが、『The Athletic』によると、クラブのメディカルチームがエムバペの検査を行った結果、「10月19日のヘタフェ戦(ラ・リーガ再開初戦)には出場可能」と判断された。
エムバペは、マドリードでのデビューシーズン(2024/25)は、わずか2試合しか負傷で欠場していない。夏のクラブワールドカップ期間中には胃腸の不調で3試合を欠場したものの、それ以外ではほぼフル稼働していた。

また、フランコ・マスタントゥオーノもアルゼンチン代表から離脱した。ベネズエラとの親善試合(1-0勝利)を前に、トレーニング中に筋肉系の違和感を訴えたためである。
『マルカ』紙によれば、マスタントゥオーノの状態はエムバペよりもやや深刻と見られているが、南米の2度の長距離移動も考慮し、アロンソ監督はヘタフェ戦での起用を慎重に見極める見通しだ。
原文:Real Madrid offer mixed injury update amid Kylian Mbappe's France withdrawal
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)