レアル・マドリードは、今夏のFIFAクラブ・ワールドカップでの活躍を受け、21歳のフォワード、ゴンサロ・ガルシアとの契約延長に合意したと報じられている。
実際、スペインのラジオ局「オンダ・セロ」によれば、ラ・ファブリカ出身(レアル・マドリードの下部組織)のガルシアは、ルカ・モドリッチの退団に伴いキリアン・エムバペが背番号10に変更したことを受けて、象徴的な背番号9を引き継ぐ予定だという。
背番号9は、かつてカリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド、ロナウド・ナザリオ、フェルナンド・モリエンテス、アルフレッド・ディ・ステファノといったレアル・マドリードのレジェンドたちが背負ってきた番号である。
ガルシアは昨季、カルロ・アンチェロッティ監督の下では出場機会が限られていたが、新監督のシャビ・アロンソ体制ではすぐに強いインパクトを与えた。
クラブW杯での彼の活躍は目覚ましく、6試合で4得点を記録し、得点王に輝いた。チームは準決勝で準優勝チームであるパリ・サンジェルマンに敗れたが、ガルシアの活躍は大きな注目を集めた。
ガルシアの台頭は、マドリーの今季プレシーズンにおける予想外の展開の一つであったが、その印象的なパフォーマンスにより、彼は今シーズンから正式にトップチームへと昇格することが決まった。
ガルシアがレアル・マドリードにもたらすものとは?
アロンソの先発メンバーに定着するには、まだ時間がかかる見通しだが、ガルシアはマドリーにとって貴重な存在である。というのも、現在のチームには存在しない、そして昨シーズン欠けていた「クラシックなセンターフォワード」の特性を備えているからだ。
空中戦に強く、ポストプレーも可能で、得点感覚にも優れた彼は、2023-24シーズンに活躍したベテランFWホセルのように、ベンチからの攻撃の起点として起用される可能性がある。

スペイン紙「AS」によれば、今夏初めの段階では、バルデベバス内(マドリーの練習場)でガルシアとブラジルの新星エンドリッキのどちらをエムバペの控えとするか、議論があったという。
エンドリッキのレアル・ソシエダへのレンタル移籍が破談となったことにより、両者とも今季マドリードに残ることになりそうだ。
国内外の大会で過密日程が続く中で、ガルシアには一定の出場機会が与えられるだろう。たとえシーズン開幕時点で先発の座を得られなかったとしても、今夏の勢いを維持しながらチャンスをつかむ可能性は高い。
21歳のガルシアは、下部組織で圧倒的な成績を残しており、昨季はレアル・マドリード・カスティージャでプリメーラ・フェデラシオンの得点王(25得点)となった。
レアル・マドリードのラ・リーガ開幕戦は日本時間8月20日、ホームのサンティアゴ・ベルナベウでオサスナを迎える予定である。
原文:Real Madrid reach agreement to extend contract of 21-year-old Club World Cup sensation
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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