今年のプレミアリーグの夏の移籍市場は、2023年の23億6,000万ポンド(1ポンド199円換算で約4696億4000万円)を超える史上最高額になる見込みだ。
Transfermarktによると、8月18日現在、プレミアリーグの各クラブは6月の移籍市場開始以来、既に報告額で22億6,000万ポンド(約4497億4000万円)を支出している。
移籍市場終了まで残り2週間、プレミアリーグのクラブが締め切り直前まで取引を行うことから、今夏はほぼ確実に史上最高額の移籍シーズンとなりそうだ。
なぜ史上最高額の移籍市場になったのか
2025年の夏は例年とは異なり、FIFAクラブワールドカップの影響で移籍期間が2回に分かれる年となった。
6月1日から10日間の短期の移籍期間が開かれ、推定で4億ポンド(約796億円)が費やされた。その中でマンチェスター・シティは、3人の選手獲得に1億800万ポンド(約214億9000万円)を支出した。
その後、移籍市場の期間は6月16日に再開された。
フロリアン・ヴィルツが1億1,600万ポンド(約230億8000万円)で王者リバプールに加入し、プレミアリーグ史上最高の移籍金記録を更新した。
プレミアリーグ20クラブのうち16クラブが、過去4年間の自クラブの移籍金記録を更新しており、その額はいずれも1億ポンド(約199億円)以上に達している。
そして、今なお移籍の可能性がある注目選手が残っている。
ニューカッスルはアレクサンダー・イサクの残留を望んでいるが、リバプールは1億5,000万ポンド(約298億5000万円)での獲得を検討している可能性がある。
クリスタル・パレスは来夏のフリー移籍を避けるためマーク・グエイの売却を検討しており、エベレチ・エゼはトッテナム移籍の可能性がある。
アレハンドロ・ガルナチョはマンチェスター・ユナイテッドを離れる可能性があり、ニコラス・ジャクソンもチェルシーからの退団が取り沙汰されている。
実力ある選手たちの高額での移籍により、今夏は史上最高額の移籍シーズンとなりそうだ。
原文:Premier League summer transfer window set to surpass record-breaking £2.3 billion
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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