プレミアリーグ得点王一覧|歴代記録と今季の注目選手

Kyle Bonn

小山亮 Akira Koyama

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2024-2025シーズンに記録ずくめの活躍を見せたモハメド・サラー(リバプール)だが、新シーズンが始まればその栄光も一旦リセットされる。

サラーは昨シーズン、プレミアリーグで29ゴールを挙げて得点王に輝き、さらに18アシストも記録。シーズン最多関与記録に並び、バロンドール候補にも名を連ねている。

しかし2025-2026シーズンは、彼にとって全く新たな挑戦となるだろう。常に脅威となるアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)や、急成長中のアレクサンダー・イサク(ニューカッスル)に加え、今季は新たに2人の有力なストライカーがプレミアリーグに加わる。ヴィクトル・ギョケレシュはアーセナル加入が目前で、ウーゴ・エキティケはサラーと同じリバプール入りが加入間近だ。

さらにブレントフォードのブライアン・エンベウモと、ウルヴァーハンプトンのマテウス・クーニャがマンチェスター・ユナイテッドに加入し、今季の得点王争いは近年稀に見る大混戦が予想されている。

本記事では、プレミアリーグの歴代得点王と、直近4シーズンの得点ランキングを紹介する。

歴代得点王

以下はプレミアリーグ歴代ゴールデンブーツ受賞者(1992-1993以降)である。

シーズン最多得点記録は、2022-2023シーズンにハーランドが新記録を打ち立て、アラン・シアラーとアンディ・コールが保持していた記録を更新した。

得点王受賞回数はティエリ・アンリが4回でトップだったが、サラーが昨シーズンでその記録に並んだ。シアラーとハリー・ケインが3回受賞で続く。

シーズン得点王チーム得点数
2024/25モハメド・サラーリバプール29
2023/24アーリング・ハーランドマンチェスター・シティ27
2022/23アーリング・ハーランドマンチェスター・シティ36
2021/22ソン・フンミントッテナム23
 モハメド・サラーリバプール23
2020/21ハリー・ケイントッテナム23
2019/20ジェイミー・ヴァーディレスター23
2018/19ピエール・エメリク・オーバメヤンアーセナル22
 サディオ・マネリバプール22
 モハメド・サラーリバプール22
2017/18モハメド・サラーリバプール32
2016/17ハリー・ケイントッテナム29
2015/16ハリー・ケイントッテナム25
2014/15セルヒオ・アグエロマンチェスター・シティ26
2013/14ルイス・スアレスリバプール31
2012/13ロビン・ファン・ペルシーアーセナル26
2011/12ロビン・ファン・ペルシーアーセナル30
2010/11ディミタール・ベルバトフマンチェスター・ユナイテッド20
 カルロス・テベスマンチェスター・シティ20
2009/10ディディエ・ドログバチェルシー29
2008/09ニコラ・アネルカチェルシー19
2007/08クリスティアーノ・ロナウドマンチェスター・ユナイテッド31
2006/07ディディエ・ドログバチェルシー20
2005/06ティエリ・アンリアーセナル27
2004/05ティエリ・アンリアーセナル25
2003/04ティエリ・アンリアーセナル30
2002/03ルート・ファン・ニステルローイマンチェスター・ユナイテッド25
2001/02ティエリ・アンリアーセナル24
2000/01ジミー・フロイド・ハッセルバインクチェルシー23
1999/00ケビン・フィリップスサンダーランド30
1998/99ジミー・フロイド・ハッセルバインクリーズ・ユナイテッド18
 マイケル・オーウェンリバプール18
 ドワイト・ヨークマンチェスター・ユナイテッド18
1997/98ディオン・ダブリンコヴェントリー18
 マイケル・オーウェンリバプール18
 クリス・サットンブラックバーン18
1996/97アラン・シアラーニューカッスル25
1995/96アラン・シアラーブラックバーン31
1994/95アラン・シアラーブラックバーン34
1993/94アンディ・コールニューカッスル34
1992/93テディ・シェリンガムノッティンガム・フォレスト/トッテナム22

直近シーズン得点ランキング

2024-2025シーズン

サラーが29ゴールでゴールデンブーツを獲得し、18アシストと合わせて47のゴール関与はリーグ記録に並ぶ快挙となった。

続いてイサクが23得点で2位に入り、ハーランドは22得点で3位となった。トップ10入りを果たしたエンベウモとマテウス・クーニャは、活躍が評価されビッグクラブへの移籍を勝ち取った。

順位選手名チーム得点数(PK)アシスト数試合数出場時間
1.モハメド・サラーリバプール29 (9)18383377
2.アレクサンダー・イサクニューカッスル23 (4)6342769
3.アーリング・ハーランドマンチェスター・シティ22 (3)3312741
4.ブライアン・エンベウモブレントフォード20 (5)7383415
=クリス・ウッドノッティンガム・フォレスト20 (3)3362976
6.ヨアネ・ウィサブレントフォード19 (0)4352927
7.オリー・ワトキンスアストン・ヴィラ16 (2)8382610
8.マテウス・クーニャウルヴス15 (0)6332600
=コール・パーマーチェルシー15 (4)8373195
10.ジャン・フィリップ・マテタクリスタル・パレス14 (2)2372654
=ヨルゲン・ストライド・ラーセンウルヴス14 (0)4352599

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2023-2024シーズン

ハーランドは負傷による離脱期間がありながらも27ゴールを挙げ、2年連続で得点王に輝いた。チェルシーのコール・パーマーは22得点11アシストで一気にブレイクを果たした。

順位選手名チーム得点数(PK)アシスト数試合数出場時間
1.アーリング・ハーランドマンチェスター・シティ27 (7)5312556
2.コール・パーマーチェルシー22 (9)11342624
3アレクサンダー・イサクニューカッスル21 (5)2302266
4.オリー・ワトキンスアストン・ヴィラ19 (0)13373221
=ドミニク・ソランケボーンマス19 (2)3383331
=フィル・フォーデンマンチェスター・シティ19 (0)8352865
7.モハメド・サラーリバプール18 (5)10322535
8.ソン・フンミントッテナム17 (2)10352946
9.ジャロッド・ボーウェンウェストハム16 (0)6343020
=ブカヨ・サカアーセナル16 (6)9352933
=ジャン・フィリップ・マテタクリスタル・パレス16 (2)5352283

2022-2023シーズン

ハーランドが歴代最多となる36ゴールで得点王。ケイン(20点)やトニー(20)を大きく引き離した。

順位選手名チーム得点数(PK)アシスト数試合数出場時間
1.アーリング・ハーランドマンチェスター・シティ36 (7)8352,776
2.ハリー・ケイントッテナム30 (5)3383,406
3.イヴァン・トニーブレントフォード20 (6)4332,953
4.モハメド・サラーリバプール19 (2)12383,294
5.カラム・ウィルソンニューカッスル18 (3)5311,885
6.マーカス・ラッシュフォードマンチェスター・ユナイテッド17 (0)5352,888
7.マルティン・ウーデゴールアーセナル15 (0)7373,143
 オリー・ワトキンスアストン・ヴィラ15 (1)6373,134
 ガブリエウ・マルティネッリアーセナル15 (0)5362,805
10.ブカヨ・サカアーセナル14 (2)11383,191
 アレクサンダル・ミトロビッチフラム14 (4)1242,011
12.ロドリゴリーズ・ユナイテッド13 (1)1311,943
 ハービー・バーンズレスター13 (0)1342,718

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2021-2022シーズン

サラーとソン・フンミンが23ゴールで同率トップ。ソン・フンミンはPKなしの得点王を果たした。

順位選手名チーム得点数(PK)アシスト数試合数出場時間
1.モハメド・サラーリバプール23 (5)13352,761
 ソン・フンミントッテナム23 (0)7353,019
3.クリスティアーノ・ロナウドマンチェスター・ユナイテッド18 (3)3302,458
4.ハリー・ケイントッテナム17 (4)9373,232
5.サディオ・マネリバプール16 (0)2342,824
6.ケビン・デ・ブライネマンチェスター・シティ15 (0)8302,205
 ディオゴ・ジョタリバプール15 (0)4352,372
 ジェイミー・ヴァーディーレスター15 (0)2251,805
9.ウィルフレッド・ザハクリスタル・パレス14 (5)1332,761
10.ラヒーム・スターリングマンチェスター・シティ13 (2)5302,127
11.ジャロッド・ボーウェンウェストハム12 (0)10362,987
 ジェームズ・マディソンレスター12 (0)8352,466
 イヴァン・トニーブレントフォード12 (5)5332,908

原文:Premier League top goal scorers 2025/2026: Salah defends Golden Boot against Haaland, Gyokeres, Ekitike
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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Kyle Bonn

Kyle Bonn is a Syracuse University broadcast journalism graduate with over a decade of experience covering soccer globally. Kyle specializes in soccer tactics and betting, with a degree in data analytics. Kyle also does TV broadcasts for Wake Forest soccer, and has had previous stops with NBC Soccer and IMG College. When not covering the game, he has long enjoyed loyalty to the New York Giants, Yankees, and Fulham. Kyle enjoys playing racquetball and video games when not watching or covering sports.

小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。