ニューカッスル、ストライカー補強へ新ターゲット浮上

小山亮 Akira Koyama

Toby Coxon

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ニューカッスル・ユナイテッドが、移籍市場終盤に向けて新たなストライカー候補をリストアップした。英メディア『デイリー・メール』のクレイグ・ホープ氏によると、クラブはアトレティコ・マドリードに所属するノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートの獲得に関心を寄せているという。

クラブはこれまで、ブレントフォードのヨアネ・ウィサやウルヴスのヨルゲン・ストランド・ラーセンらをターゲットに交渉を進めてきたが、いずれも難航している状況だ。補強の遅れにフラストレーションを募らせており、移籍市場の閉幕を前に前線強化を急いでいる。

29歳のノルウェー代表FWは、昨季スペインで躍動し、アトレティコ・マドリードで公式戦24ゴールを記録。身長194cmの高さと圧倒的なフィジカルを生かしてボールを収め、味方との連携にも長ける大型ストライカーだ。エディ・ハウ監督率いるニューカッスルの攻撃陣にとって、大きな武器になることは間違いない。

かつてクリスタル・パレスでプレミアリーグに挑戦した際は十分な結果を残せなかったものの、その経験はプレミア再挑戦に向けた貴重な糧となるはずだ。移籍が実現すれば、高い適応力を発揮してすぐにチームにフィットすることが期待される。

また、ウィサのようにスピードを武器にオープンスペースで輝くタイプとは異なり、セルロートは空中戦とフィジカルを最大の強みに持つターゲットマン型である。この大型ストライカーは、ニューカッスルの攻撃陣に必要とされる”軸”を担える可能性を秘めている。

果たしてニューカッスルの新たなストライカーは誰になるのか。攻撃陣の強化をめぐるクラブの決断は、シーズンの行方を大きく左右することになりそうだ。

原文:Newcastle set to pivot from Yoane Wissa to a prolific La Liga striker
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。

Toby Coxon

Toby joined The Sporting News in 2025 after completing a degree in Multimedia Sports Journalism. He has previous experience writing for online and print publications including VAVEL, Breaking Media and The Non-League Paper. He also has experience working within football clubs in previous roles at Curzon Ashton FC and Bradford City AFC.