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【欧州CL】シティ決定機に奇跡のブロック! スーパープレーのナポリFWに「銅像建てろ」と賛辞

坂東実藍 Miran Bando

【欧州CL】シティ決定機に奇跡のブロック! スーパープレーのナポリFWに「銅像建てろ」と賛辞 image

最終的には試合に敗れた。だが、途中交代するまでの奮闘は、多くの人を熱狂させただろう。

9月19日(現地18日)に行われた欧州チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節、マンチェスター・シティ対ナポリの一戦で、ナポリFWマッテオ・ポリターノがスーパープレーを見せた。

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ナポリは前半20分、主将ジョバンニ・ディ・ロレンツォが一発退場。早い時間帯に数的不利に陥った。アントニオ・コンテ監督はDF投入のため、古巣本拠地への帰還で注目されたケビン・デ・ブライネをやむなくベンチに下げる。

約70%の保持率を誇っていたシティは、10人となったナポリに襲いかかる。昨季のセリエA王者が守備一辺倒になったことは言うまでもない。だが、国内リーグで昨季最少失点を誇ったコンテ監督のチームは、必死のディフェンスでシティの猛攻に耐える。

象徴的なシーンとなったのが、前半アディショナルタイムのプレーだ。ペナルティーエリア内でフリーとなったシティのMFタイジャニ・ラインデルスが、折り返しのボールに右足で合わせる。ついにシティが先制点かと思われた矢先、軌道に飛び込んできたのがポリターノだ。

ポリターノは滑り込みながら片足でラインデルスのシュートをブロック。ボールはゴールラインぎりぎりのところでGKヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチの手中に収まった。アタッカーながら見事な守備でピンチを防いだポリターノは、雄たけびを上げながらガッツポーズを見せた。

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右サイドを必死にカバーし、消耗したポリターノは、スコアレスで迎えた後半55分に交代。すると、ナポリは直後に先制点を献上し、65分にも追加点を許して0-2と敗れている。

だが、『Gazzetta dello Sport』によると、SNSではナポリファンからポリターノや指揮官、チームへの賛辞が寄せられた。

「明日広場にポリターノの銅像をつくってくれ」
「どういう結果になっても、ポリターノの銅像をつくるんだ」
「シティのほうが上だけど、数的不利じゃなければもっと競う試合を見られたはずだ」
「ディ・ロレンツォもコンテも難しい選択。だが心をこめて戦っている。君らを誇るよ」
「この10人(と途中出場選手たち)は現実じゃないみたいな試合をした。本当に自分たちの可能性以上だったよ。とても素晴らしかった。コンテのとんでもない仕事だ」

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坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。