トーマス・ミュラー、バイエルンの次期リーダー候補としてオリーセに期待

Atrayo Bhattacharya

浄見耕志 Koushi Kiyomi

トーマス・ミュラー、バイエルンの次期リーダー候補としてオリーセに期待 image

バイエルン・ミュンヘンは今夏、大きな変化を迎えている。クラブで25年間を過ごしたレジェンド、トーマス・ミュラーを含む多くの選手がチームを去った。

レロイ・サネとキングスレイ・コマンもまた、ヴァンサン・コンパニ体制で重要な役割を担っていたものの、今夏それぞれ別のクラブへと移籍している。

バイエルンには経験豊富なノイアー、ケイン、キミッヒが在籍しているが、今後のリーダーシップ面はやや手薄になりそうだ。

ミュラーは最近のインタビューで、バイエルンの次期リーダーとして成長が期待できる選手に意外な名前を挙げた。

ミュラーはBILDに対し、こう語った。

「その件について、意外かもしれないが...マイケル・オリーセだ」

「普段の立ち振る舞いやプレーに対する意欲を見ると、彼は今後数年間のチームにとって欠かせない存在になるだろう」

「彼は将来的に、私がプレーしていた時代のフランク・リベリーのようにバイエルンを引っ張る選手になれるだろう。フランクとは性格が違うかもしれないが、『ボールをくれ、あとは任せろ!』とはっきり言えるタイプで、こういう選手こそ大声を張り上げずにチームをまとめられる」

オリーセはバイエルンの次期リーダーになり得るか

23歳のオリーセは近年のバイエルンにとって重要な補強の一人で、コンパニ体制初年度の2024-2025シーズンにチームがブンデスリーガのタイトルを奪還する上で大きな存在感を示した。

ไมเคิล โอลิเซ

オリーセは安定したプレーと効率の良さで、すでにアリアンツ・アレーナのファンに愛される存在となっている。

フランス代表のオリーセは、2024年にクリスタル・パレスから移籍金6000万ユーロ(1ユーロ170円換算で約102億円)でバイエルンに加入して以来、安定したプレーを見せ続けている。

オリーセは、バイエルンでのデビューシーズンを鮮烈に締めくくり、公式戦55試合で20ゴール20アシストを記録した。

原文:Thomas Muller nominates Bayern Munich star for leadership role
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください

関連記事

Atrayo Bhattacharya

Atrayo Bhattacharya is a content producer for The Sporting News, working across English editions.

浄見耕志 Koushi Kiyomi

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。東京生まれ・東京育ち。スポーツとの出会いは、幼少期に夢中で観戦した大相撲。以来、欧州サッカーやF1を中心に幅広く観戦し、競技そのものだけでなく、その背景や文化にも強い関心を持つ。映画や音楽をはじめカルチャー全般を日常的に吸収し、雑誌文化にも親しんでいる。