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わずか"6分の1"!? 序盤戦絶好調のアーセナルに関する不穏なデータとは...?

Feargal Brennan

小山亮 Akira Koyama

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プレミアリーグ第9節が現地時間26日(日)に行われ、首位アーセナルはクリスタル・パレスに1-0で勝利し、公式戦7連勝を飾った。今季ここまでのリーグ戦成績は7勝1分1敗で、2位との差は4ポイントに広がっている。

勝利の立役者となったのは、今夏加入のイングランド代表MFエベレチ・エゼ。前所属クラブ相手に、加入後リーグ戦初ゴールを決め、チームに勝ち点3をもたらした。

この勝利で、今季の全公式戦で敗れた試合はリバプール戦のみとなり、ファンの間では早くも2025-2026プレミアリーグ制覇への期待が高まっている。しかし、指揮官ミケル・アルテタは現実的にチームを見つめ、慎重な姿勢を崩していない。

「まだ10月で、シーズンは始まったばかりだ。感情的にかなり高ぶっているけれど、改善すべき点はまだ多くある。まずは水曜日のカラバオカップ、ブライトン戦に向けてコンディションを整えたい」と『BBC Sport』で語っている。

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また、アーセナルに関して興味深いデータが浮上した。今季は第9節終了時点で勝ち点22を獲得しているが、このペースで勝ち点を積み上げたのは過去に6シーズンあり、そのうち最終的にリーグ優勝を果たしたのは2003-2004シーズン(勝ち点23)の1度だけだという。

この記録は、シーズン序盤での好調が必ずしもタイトル獲得に繋がるわけではないことを示しているが、クラブ自身がその難しさを最もよく理解していることだろう。

シーズン第9節終了時点の成績最終成績最終順位
2002-2003勝ち点23 (7勝2分0敗)勝ち点78 (23勝9分6敗)2位
2003-2004勝ち点23 (7勝2分0敗)勝ち点90 (26勝12分0敗)優勝
2004-2005勝ち点25 (8勝1分0敗)勝ち点83 (25勝8分5敗)2位
2007-2008勝ち点23 (7勝2分0敗)勝ち点83 (24勝11分3敗)3位
2013-2014勝ち点22 (7勝1分1敗)勝ち点79 (24勝7分7敗)4位
2022-2023勝ち点24 (8勝0分1敗)勝ち点84 (26勝6分6敗)2位
2025-2026勝ち点22 (7勝1分1敗)

アルテタ監督はここ3シーズン、プレミアリーグで安定して上位に食い込む手腕を見せてきたが、タイトル争いとなるとまた別の難しさがある。ファンにとっては希望に胸が膨らむだろうが、監督自身はあくまで冷静。選手たちにも勝利に浮かれることなく、次の試合への準備を促している。

次節は10月29日にカラバオカップでブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと対戦予定。首位で迎えるリーグ戦と並行し、どのような戦いを見せるのか注目が集まる。

原文:Ominous record emerges as Mikel Arteta stays cautious on Arsenal's title charge
翻訳・編集:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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Editorial Team

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