直近3シーズン連続でリーグ2位に終わっているアーセナルにとって、今季はまさに”勝負の年”だ。リバプールやマンチェスター・シティといったライバルクラブとの差を埋めるべく、今夏は主力売却を行わず、多額の投資で戦力を整えている。
今シーズン開幕戦ではマンチェスターユナイテッド相手に苦戦しみながらも1-0で勝利した。内容面では課題を残したものの、結果としては満足できるスタートとなった。
その一戦で特に注目を集めたのが、新加入MFマルティン・スビメンディである。試合序盤こそ緊張から硬さを見せたものの、時間の経過とともに持ち味を発揮し、中盤で圧倒的な存在感を放った。
キャプテンのMFウーデゴールは米フットボールメディア『Men In Blazers』で、彼のプレーを絶賛した。
「彼(スビメンディ)はプレシーズンから本当に素晴らしいよ。スペイン時代に少し一緒にプレーしたことがあるから、彼のクオリティは分かっていたよ。本当に一流の選手で、どんなパスでも通せるし、相手のラインを打ち破ることもできる。それに、ボールを運ぶ能力も高いんだ」
「彼は本当に賢くて、ボールの落下地点を読むのがうまい。セカンドボールを数多く拾えるし、試合を完全にコントロールできる。彼の存在によってチームに新たな強みが加わると思うし、これから本当に楽しみだよ」
スビメンディはアーセナルに新たな変化をもたらす

アルテタ監督が長らく熱望してきたスビメンディの加入が、ついに今夏実現した。昨季はリバプール移籍の可能性もあったが交渉は成立せず、26歳のスペイン代表MFは待望の補強としてアーセナルの一員となった。
スビメンディはボール奪取能力と試合のテンポを支配する力を兼ね備えており、アルテタ監督のシステムにおける”心臓”になり得る選手である。周囲の選手をより引き立て、チーム全体の完成度を押し上げる役割を担うことが期待されている。
したがって、このスペイン人選手はクラブの成功を左右する決定的な存在であり、チーム内で最も重要なプレーヤーの一人であることは間違いない。
新ストライカーのヴィクトル・ギェケレシュ加入にも大きな注目が集まっているが、ズビメンディもそれに匹敵する存在だ。ヨーロッパ屈指の実力派MFがアーセナルにどんな変化をもたらすのか、今季の大きな見どころとなる。
原文:Martin Odegaard lauds Arsenal's new signing for adding 'new dimension' to the Gunners
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)
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