負傷者リストがこれ以上増えないと思われた矢先に、マンチェスター・ユナイテッドにまた新たな問題が発生した。
有望な若手ディフェンダー、エイデン・ヘブンがイングランドU-20代表としての国際試合中に負傷したと報じられており、ルベン・アモリム監督にとってまた一つ新たな懸念材料が加わった形だ。
19歳のヘブンは、金曜日に行われたスイスとの親善試合(セント・ジョージズ・パーク)で序盤に倒れ、治療を受けた後に前半をプレーしたものの、ハーフタイムで交代を余儀なくされた。
試合後、ベン・フッチャー監督は「何かを痛めたようだ」と明かした。ただし、フッチャー監督は不安を和らげようと、「それほど深刻ではないと思うが、様子を見てみないとわからない」とも付け加えた。
ユナイテッド・ファンはその言葉が現実になることを願っている。なぜなら、代表ウィーク明けには宿敵リバプールとの一戦が待っているからだ。
マンチェスター・ユナイテッドの守備陣は悪化

アモリム監督の守備陣は今季すでにギリギリの状態であり、リサンドロ・マルティネス(膝)とヌサイル・マズラウイ(打撲)はすでに長期離脱中だ。このタイミングでの新たな負傷はユナイテッドにとって最悪の知らせだ。
今年アーセナルのアカデミーから加入したヘブンは、クラブでもっとも将来を期待される選手の一人だ。プレシーズンでは印象的なパフォーマンスを見せ、クラブのレジェンドのウェイン・ルーニー氏からも「ファンタスティックな選手」と称賛を受けた。
しかし、トップチームで迎えた初のフルシーズンは順調とは言い難い。カラバオカップのグリムズビー・タウン戦で出場した後、プレミアリーグでも短い時間の出場を果たしたが、チャンスを掴むには至っていない。
1月にはレンタル移籍の可能性も取り沙汰されているが、当面の焦点はまず回復に置かれるだろう。
ヘブンは今後数日以内にキャリントン(クラブの練習施設)へ戻り、さらなる検査を受ける予定だ。アモリム監督は今週の記者会見で、彼の状態について質問を受けることになりそうだ。
ユナイテッドは日本時間10月20日にアンフィールドでリバプールと対戦予定だが、アモリム監督はこの負傷が“悪夢”ではなく、ただの“打撲”であることを願っている。
原文:Manchester United hit with another injury setback ahead of Liverpool clash
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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