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マンチェスター・ユナイテッド、16歳の有望株FWと極秘交渉か 将来を見据えた若手補強へ

Vishal Bhawani

浄見耕志 Koushi Kiyomi

マンチェスター・ユナイテッド、16歳の有望株FWと極秘交渉か 将来を見据えた若手補強へ image

マンチェスター・ユナイテッドが、再びスカウティング活動を活発化させているようだ。

1月の移籍市場が近づくなか、クラブはスウェーデンのAIKフットボールと、注目の若手ストライカー、ケビン・フィリングをめぐって極秘交渉を行っていると報じられている。

ジャーナリストのフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、ユナイテッドは現在、16歳のフィリングと「具体的な交渉」を進めているという。すでにスウェーデン1部リーグでトップチームデビューを果たしている。

ユナイテッドは、この将来有望なストライカーに早くも賭けに出るつもりなのかもしれない。

フィリングはスウェーデンのベステルオース出身で、両親はセネガル出身。昨年AIKの下部組織に加入すると、わずか1年で急速に頭角を現した。

すでにトップチームで複数試合に出場しており、スウェーデンU-18代表としてもプレーしている。16歳にして、すでに実績を積み重ねている逸材だ。

報道によれば、AIKは早ければ1月にもフィリングの移籍を容認する可能性があり、移籍金は約300万ユーロ(1ユーロ=177円換算で約5億3,000万円)と見込まれている。

関心を寄せているのはユナイテッドだけではない。複数のブンデスリーガのクラブも獲得に動いているとされるが、現時点ではユナイテッドが一歩リードしているようだ。

ユナイテッドの補強責任者を務めるクリストファー・ビベル氏が、この移籍を強く後押ししているとも伝えられている。昨年就任したドイツ人幹部は、クラブ再建において若手補強を重要な柱としている。

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即戦力ではなく、未来への布石か

ウェイン・ルーニーやアレハンドロ・ガルナチョのような「10代のブレイク」を夢見るユナイテッドファンもいるかもしれない。しかし、フィリングが加入した場合、まずはU-18またはU-21チームでプレーをスタートする見通しだという。

ルベン・アモリム監督が率いるトップチームは、現在トップ4入りを目指して戦っており、スウェーデンの若きストライカーがすぐに出場機会を得る可能性は低いとみられている。

それでも、今回のユナイテッドの動きはクラブの方針転換を明確に示している。目先の結果だけでなく、次世代への投資にも力を入れ始めているのだ。

もし移籍が実現すれば、フィリングは「夢の劇場」オールド・トラッフォードで自身の舞台をつかもうとする、ユナイテッドの未来を担う存在となるかもしれない。

原文:Manchester United set sights on Europe’s next wonderkid with secret transfer talks
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

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