マンチェスター・シティのヨシュコ・グバルディオルが、過去に本気でサッカーをやめ、バスケットボール選手への道を考えていたことを明かした。
シティに移籍する前、グバルディオルはRBライプツィヒで約90試合に出場し、世界でもトップクラスの若手DFとして評価を高めていた。しかし、そのキャリアは一歩間違えば全く異なる方向へ進んでいたという。
ドイツで名を上げる前、彼は母国クロアチアの名門ディナモ・ザグレブでプレーしていた。しかし、ユース時代は出場機会の少なさや、練習やベンチ生活に楽しさを感じられなくなり、自分の将来に疑問を抱き始めた。この時期、彼は得意としていたバスケットボールに転向することを真剣に考えたという。
それでもサッカーを続ける道を選び、やがてトップチームに昇格。2020年と2021年にはリーグ連覇に貢献した。
その後、1600万ポンド(約25億円)でRBライプツィヒに移籍すると、そこでの活躍が高く評価され、2023年には7700万ポンド(約139億円)でマンチェスター・シティへ加入。これはDFとして史上2番目に高額な移籍金となっている。
グバルディオルの告白「サッカーが楽しくなかった」

英スポーツメディア『BBC Sport』のインタビューで、グバルディオルは当時の心境を次のように語っている。
「バスケットボールも好きだったから、サッカーを辞めようかと考えていたんだ。練習に行っても楽しく感じられなくなってしまって、もうサッカーを続けたいのか分からなくなっていた」
「どうやったらもっと幸せになれるか、ほかの道を探していたんだ。友達の多くがバスケットボールをしていたからね」
幼い頃からの夢はプロサッカー選手になることだったが、当時は将来への不安がつきまとっていたという。
「プロになるのが夢だったけど、まさかここまで来られるとは思っていなかった」
それでも今ではペップ・グアルディオラ監督の信頼を掴み、昨季は公式戦61試合中55試合に出場する主力へと成長した。
「5年前の自分に、2023年や2024年、2025年にマンチェスター・シティでプレーしていると思うか聞いたら、『絶対に無理だ』って答えただろうね」
「昨シーズンは、調子が良くても悪くても、とにかくプレーしたかった。チームのために戦いたい、それだけだった」
原文:Man City star reveals why he nearly quit football for a career in basketball
翻訳・編集:小山亮(スポーティングニュース日本版)
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