ラ・リーガのハビエル・テバス会長は、レアル・マドリードに対し、8月のラ・リーガ開幕を遅らせないと改めて伝えた。
レアル・マドリードはFIFAクラブワールドカップの準々決勝に進出しており、決勝まで勝ち進めばシャビ・アロンソ監督が率いるチームは7月13日まで試合を行い、プレシーズン期間のほとんどを使い果たすことになる。
アトレティコ・マドリードはグループステージで敗退したため、ディエゴ・シメオネ監督率いるチームのプレシーズンへの影響は限定的だった。しかし、過密な日程は続いている。
32チームに拡大された大会によって2024-2025シーズンは実質的に1ヶ月延長され、2025-2026シーズンは来夏の2026年ワールドカップに直結する。
ラ・リーガ2025/26シーズンはいつ始まるのか?
ラ・リーガはすでに試合日程を発表しており、レアル・マドリードはホームでオサスナと開幕戦を行い、シーズンは8月16日~17日の週末に始まる。
シーズンは2026年5月24日に終了し、ワールドカップ開幕のために3週間の休暇が設けられる。
AFE(スペインサッカー選手協会)の現行規定では、選手には年間30日間の休養と、シーズン終了後に最低21日間の以上の休養期間を設けることが義務付けられている。
レアル・マドリードが決勝に進出した場合、2025/26シーズン開幕までわずか32日しかなく、ウォーミングアップゲームなし、プレシーズン合宿も制限される可能性がある。

テバス会長は以前からレアル・マドリードやアトレティコ・マドリードに対して特例は認めないと述べており、その姿勢はFIFAとクラブワールドカップの主催者への批判の一環として繰り返された。
「二度とこのようなことが起こらないよう、あらゆる手を尽くすつもりだ」とテバス会長の発言をムンド・デポルティーボ紙は報じている。
「クラブワールドカップは、参加クラブに分配される賞金によって競争上の問題を引き起こした。この大会はすべてのクラブのカレンダーに悪影響を与えている」
「彼ら(参加クラブ)はもっと休養日を求めるが、一方でクラブワールドカップからは1億4000万ユーロを稼げる。これはアラベスの年間予算の2倍だ。それでいて、準備期間を要求してくるのだ」
原文:La Liga chief slams Club World Cup in fresh Real Madrid warning
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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