今夏、数多くの新戦力を加えたマンチェスター・シティだが、その一方で、長年在籍したスター選手たちがチームを去る可能性も報じられている。その一人が、イングランド代表MFジャック・グリーリッシュだ。
2024-2025シーズン、グリーリッシュはプレミアリーグでわずか7試合の出場にとどまり、ペップ・グアルディオラ監督の構想から外れつつある状況が続いていた。シーズン最終節を前にした会見で、グアルディオラ監督は彼の去就について次のように語っていた。
「もちろんジャックはプレーしなければならない。彼は3日に1試合プレーできるほど素晴らしい選手だ。それが今シーズンも、昨シーズンも実現しなかった。彼にはそれが必要なんだ。我々のチームで、あるいは他のチームで。最終的には彼と代理人、クラブが決めることだ」
こうした中、グリーリッシュがイタリアへの移籍を真剣に検討しているという報道が浮上している。移籍先候補には、シティ時代の盟友ケヴィン・デ・ブライネが新たに加入したナポリの名前も挙がっている。
グリーリッシュの去就は?
グリーリッシュには、これまでウェストハムやニューカッスルといったプレミアリーグ勢からの関心も伝えられていたが、ここにきてナポリが新たな移籍先候補として急浮上している。
彼は現在、イタリア・アマルフィ海岸でバカンスを兼ねた自主トレーニングを行っており、その様子が現地メディアでも話題となっている。
地元関係者は、「彼は月曜から木曜まで我々の施設を予約した。金曜にはナポリに行くかもしれない。彼は非常に真面目にトレーニングしていたんだ。多くのファンが『ナポリに来るのか?』と尋ねたが、彼は否定することなく笑ってウインクしていた。『もうデ・ブライネがいるじゃないか』と冗談も口にしていたよ」と証言している。

現在29歳のグリーリッシュは、2024年のEUROでイングランド代表から外れるという悔しい思いを味わっている。2026年のFIFAワールドカップを見据える中で、レギュラーとしてプレーできる環境を求めるのは当然だろう。
もし今夏ナポリへの移籍が実現すれば、彼は再びデ・ブライネと同じピッチに立つことになる。両者はシティで92試合で同時にプレーし、2人の連携から5ゴールを記録している。
果たしてグリーリッシュは、デ・ブライネに続いてナポリに新天地を求めるのだろうか。今後の動向から目が離せない。
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