FIFAワールドカップ2026ヨーロッパ予選の仕組みは? UEFAから何チームが出場できるのか?

Editorial Team
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FIFAワールドカップ2026の開幕まで、およそ7か月となり、大会出場国が次第に明確になってきている。

他の大陸連盟に比べてUEFA(欧州サッカー連盟)は予選サイクルの開始が遅かったが、現在では欧州予選もいよいよ終盤を迎えている。

2026年大会は、出場国数が48か国に拡大されるため、ヨーロッパに与えられる出場枠もこれまで以上に多くなっており、この一次予選および2026年初頭に行われるプレーオフの重要性は非常に高い。

スポーティングニュースは、欧州予選の仕組みを詳しく解説する。

ワールドカップ欧州予選の仕組みは?

欧州予選は、全54か国が参加し、4〜5チームの12グループで実施される。グループ分けは、2024年12月13日にスイス・チューリッヒで行われた抽選によって決まった。

抽選では、各国がFIFAランキングに基づいてポット(第1〜第5ポット)に振り分けられた。第1ポットにはランキング上位の国が、第5ポットには最もランキングの低い国が入る。

予選は伝統的なグループステージ方式で行われ、各チームが同組内の他国とホーム&アウェーの2試合を戦う。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1が与えられる。

グループステージ終了時に、各グループの首位チームが自動的に本大会への出場権を獲得する。各組2位チームは翌年3月に行われるプレーオフに進む。

欧州から何チームがワールドカップに出場できるのか?

2026年大会は、初めて48チームによって行われ、欧州には16の出場枠が割り当てられている。これは前回大会から3枠増加したことになる。

12グループの1位の国は自動的に本大会出場を決める。一方、各グループの2位チーム12か国はプレーオフに回り、そこにワールドカップ予選の各組で上位2位に入れなかったUEFAネーションズリーグ上位4チームが加わる。

この計16チームによるプレーオフは、4つのトーナメントに分かれて行われる。各トーナメントでは、1試合制の準決勝と決勝が行われ、その決勝で勝利した4チームがヨーロッパの残り4枠を手にすることになる。

ワールドカップ欧州予選の主な日程

2026年大会の欧州予選は、2025年3月に開幕し、11月の代表ウィークで終了する予定だ。

プレーオフの準決勝と決勝は2026年3月26日および31日に実施される。これらの試合は、アメリカ、カナダ、メキシコで開催されるワールドカップ本大会のわずか3か月前に行われる。

 

ワールドカップ2026はいつ開催されるのか?

FIFAワールドカップ2026は、現地2026年6月11日に開幕し、7月19日まで開催される。

開幕戦では開催国の一つであるメキシコが、メキシコシティのエスタディオ・アステカで対戦する。

他の共催国であるカナダとアメリカは翌日に初戦を迎える。

カナダはトロントのBMOフィールドで試合を行い、アメリカ代表(USMNT)はカリフォルニア州イングルウッドのSoFiスタジアムで初戦に臨む。

原文:How does UEFA World Cup qualifying work? Draw, format explained as teams bid to reach 2026 finals
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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