2030年と2034年のワールドカップはどこで開催されるのでしょうか？ 将来のワールドカップの開催地とその特徴について、詳細な説明を提供します。

2026年大会では、史上初となるアメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共催が実現し、48チームによる新フォーマットが始まる。大会規模の拡大によって、W杯の開催方式は大きな転換期を迎えている。

Considering this trend, attention is already focused on the host cities for the 2030 and 2034 tournaments. Where will the World Cup be held in the future, and in what format will the world's top teams compete? This article will provide a detailed look at the host locations for Future World Cup competitions.

■2030年大会はどこで開催される？

2030年大会は、スペイン、ポルトガル、モロッコ の3か国が共同開催する予定だ。これにより、史上初めて2つの大陸（ヨーロッパ&アフリカ）を舞台としたワールドカップが開催されることとなる。

さらに、1930年の第1回W杯（ウルグアイ大会）から100周年を記念し、「100周年記念試合」が3試合実施されることも決定している。

100周年記念試合の開催地は以下の通り：

• ウルグアイ（アスンシオン）
  →1930年大会の開催国＆優勝国
• アルゼンチン（ブエノスアイレス）
  →1930年大会の準優勝国
• パラグアイ（アスンシオン）
  →当時唯一存在していた大陸連盟「CONMEBOL」の本部所在地

これらの決定により、2030年大会の開催都市は合計19都市となり、16都市で行われる2026年大会を上回る規模に。また、この開催方式は2034年大会の招致プロセスにも大きな影響を与えたとされる。

開催地のローテーション

『FIFA』は1950年大会後、政治的・競技的な理由から開催地のローテーション制度を導入した。

At that time, South America (CONMEBOL) and Europe (UEFA) were the central powers of the tournament, and with consecutive events held in Europe in 1934 in Italy and 1938 in France, it's believed there was an intention to balance relations between the two continents.

こうした背景から、しばらくは「欧州 → 南米 → 欧州 → 南米」という形で、二大陸が交互に開催するローテーションが続いていた。

しかし1970年メキシコ大会を皮切りに、2002年の日韓大会、2010年の南アフリカ大会など、徐々に他の大陸連盟にも開催が広がっていった。

一方で、2014年大会の招致ではブラジルのみが立候補する状況となり、競争性を欠いたことが問題視された。これを受け、『FIFA』は2018年大会以降に従来のローテーション制度を廃止。

現在は「直近2大会を開催した大陸連盟は、次の大会の招致に参加できない」というシンプルなルールが採用されている。

With the host format for the 2030 tournament now decided, the three nations of Argentina, Uruguay, and Paraguay (all CONMEBOL members), where commemorative matches will take place, are now confirmed to be excluded from bidding for the 2034 and 2038 tournaments.

その結果、2034年大会の招致レースは、『UEFA（欧州）』、『CAF（アフリカ）』、そして2026年大会の開催連盟である『CONCACAF』が対象外となり、特定の地域に絞られれることとなった。

2034年大会はどこで開催される？

2034年大会は サウジアラビア で開催されることが決定している。アジアでのワールドカップは、2002年の日韓大会、2022年のカタール大会に続き3度目となる。

なお、2022年W杯（カタール大会）がAFC加盟国で行われたため、同連盟は2026年大会と2030年大会の招致には参加できなかった。

However, some criticize that the hosting method for the 2030 tournament and FIFA's rule changes ultimately favored Saudi Arabia's solo bid. Other rumored proposals, such as a joint bid by Southeast Asian nations or a bid centered around Australia and New Zealand, did not materialize.

参考として、2026年北中米大会で使用される16のスタジアムはすべて既存会場であり、2034年大会はそれとは対照的に“新規建設を中心とした開催”になる点が特徴的だ。

原文：Future World Cup locations: List of host nations for 2030 and 2034 FIFA tournaments
翻訳・編集：小山亮（スポーティングニュース日本版）

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