レアル・マドリードは、シャビ・アロンソの下で大規模なチーム刷新を進めており、この夏の移籍市場で最も積極的なクラブの一つとなっている。
昨季は無冠に終わり、それがカルロ・アンチェロッティの解任につながったことで、クラブは現在、移行期にある。
トレント・アレクサンダー=アーノルド、ディーン・ハイセン、フランコ・マスタントゥオーノ、アルバロ・カレラスといった選手を獲得した一方で、財政面のバランスを取るために何人かの選手を放出する必要もある。
そんな中、退団の噂が出ているのがロドリゴ・ゴエスであり、リヴァプール、アーセナル、チェルシーへの移籍が取り沙汰されている。
キリアン・エムバペの加入以降、ロドリゴはクラブに不満を感じているという報道も出ており、現在のチーム内ではエムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガムの遅れを取る。そのため、移籍を決断する可能性もある。
クラブ・ワールドカップ準決勝のパリ・サンジェルマン戦でも、ロドリゴはベンチ入りしたものの出場機会は与えられず、チームは0-4で大敗。彼にとっては改めて現状を痛感させられる試合となった。
最近、元レアル・マドリードのディフェンダーであるヘスス・バジェホがスペイン紙『AS』のインタビューに応じ、ロドリゴに関する大胆な発言をした。
在籍当時のレアル・マドリードで最も技術的に優れた選手は誰だったかという問いに対し、バジェホは「ロドリゴだ。狭いスペースでのトレーニングでは、彼の才能が際立っていた。彼には魅了された」と答えた。
さらに、ヴィニシウスやエムバペよりもロドリゴの方が技術的に優れていると思うかという質問には、「その点においてはそうだと思う。彼は本当に上手くて、サッカー的な資質が非常に高い」と述べた。
ロドリゴの退団について、バジェホの見解は?
バジェホは昨季限りでレアルを退団し、現在はスペイン2部のアルバセテに所属している。
彼はレアルで主力の座を確保することはできず、多くの時間をバックアップとして過ごした。

現在28歳のセンターバックであるバジェホは、ロドリゴにはレアル・マドリードにとどまるチャンスが再び与えられるべきだと考えており、「自分が口を出す立場ではないが、ロドリゴはすでにその価値を示してきたし、それを継続的に証明してきた」と語った。「もし彼がベストの状態を取り戻せば、レアルで今後何年も重要な選手になれるはずだ」と続けた。
ロドリゴは2019年にサントスからレアル・マドリードに加入し、クラブのチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献してきた。
2024-25シーズンは公式戦53試合で14ゴール10アシストを記録している。
一方で、クラブ・ワールドカップでは合計100分にも満たない出場時間にとどまり、全6試合のうち先発は1試合のみだった。
レアル・マドリードは、この夏に好条件のオファーが届けばロドリゴを放出する意向だと報じられている。
原文:Former Real Madrid star sparks debate in wild Rodrygo, Vini Jr & Kylian Mbappe comparison
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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