レアル・マドリードは、シャビ・アロンソ監督のもとで順調なスタートを切っている。チームは新指揮官の哲学にうまく適応し、現在ラ・リーガの首位に立っている。
唯一の黒星は、ライバルであるアトレティコ・マドリードとの2-5での敗戦だ。
チームは10月22日(日本時間23日)にサンティアゴ・ベルナベウで行われるチャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦を経て、今季初の「エル・クラシコ」でバルセロナと激突する予定となっている。
キリアン・エムバペは今季ここまで11試合で15ゴールを記録しており、圧倒的な得点ペースを維持。ハンジ・フリック監督率いるバルセロナ戦でも、さらなる活躍が期待されている。
そんな大一番を前に、元レアル・マドリード主将のセルヒオ・ラモスが、エムバペに激励のメッセージを送った。
ラモスはスペインのサッカー番組『El Chiringuito』に対し、次のように語っている。
「私は死ぬまでレアル・マドリードだ。マドリーが勝って、兄弟の『キキ』(エムバペ)がいい試合をしてくれることを願っている。彼を鼓舞するつもりだ。よく話をしているが、彼はいまトップレベルにいる。素晴らしい試合をして、3ポイントをホームに残してほしい」
現在39歳のラモスは、メキシコのモンテレイでプレーしているが、現行契約は12月で満了を迎える予定だ。
それでも本人は、引き続きメキシコでのプレーを希望している。
「メキシコに残りたい。この国は僕を本当に素晴らしく迎え入れてくれている」
シャビ・アロンソ監督が語るエムバペの影響力と絶好調ぶり
シャビ・アロンソ監督は、CLのユベントス戦を前に行われた記者会見で、26歳のキリアン・エムバペを称賛。得点力だけでなく、チーム全体への影響力の大きさにも言及した。

「彼はゴールを取るだけではない。チームへのポジティブな影響も同じくらい重要なんだ。味方がボールを持っている時も、持っていない時も、彼はチームを引っ張ってくれる。試合をコントロールする助けにもなっている。どんな状況でも彼はゴールを決めるだろう。これまでも常にそうしてきた」
「今の彼は心身ともに素晴らしい状態にある。とても分析的で頭が良く、すべての行動に理由がある。今はすべてが噛み合っていて、その結果として絶好調なんだ」
レアル・マドリードは昨季、バルセロナとの「エル・クラシコ」で4試合すべてに敗れた。しかしエムバペ個人としては、4試合で5ゴールを挙げるなど、敗戦の中でも存在感を放っている。
特に5月のクラシコでは、レアル・マドリードが3-4で敗れた一戦でハットトリックを達成。アウェーのクラシコでハットトリックを記録したのは、1963年1月のフェレンツ・プスカシュ、2023年4月のカリム・ベンゼマに続き、クラブ史上3人目の快挙だった。
アロンソ監督率いるレアル・マドリードは、まずユベントス戦で勝利をつかみ、勢いそのままに「エル・クラシコ」に臨みたいところだ。
原文:Ex Real Madrid star vows to motivate Kylian Mbappe ahead of El Clasico
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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