今シーズンのアーセナルには、大きな期待が寄せられている。プレミアリーグ開幕から7試合を終えた時点で首位に立ち、順調な滑り出しを見せている。
ミケル・アルテタ監督率いるチームは、8月にアルネ・スロット監督率いるリバプールに0-1で敗れたものの、現在はそのリバプールを1ポイント上回っている。
ここまでのパフォーマンスを見る限り、アーセナルは今季の優勝争いに最もふさわしいチームと言えるだろう。リーグ最少のわずか3失点という圧倒的な守備力も、その強さを裏付けている。
アーセナルは、2003-2004シーズン以来となるリーグ優勝にあと一歩のところまで何度も迫ってきた。ここ3シーズン連続で2位に終わっており、今季こそ悲願のタイトル奪還を果たすべき時が来ている。
多くのファンや専門家は、今季のアーセナルには最後まで戦い抜くための十分な層の厚さがあると見ている。夏の移籍市場では、総額およそ2億5000万ポンド(1ポンド=199円換算で約498億円)を投じて、ビクトル・ヨケレス、エベレチ・エゼ、ノニ・マドゥエケ、マルティン・スビメンディらを獲得した。
一方で、シーズン序盤の好スタートにもかかわらず、「本当に最後まで勝ちきれるのか」という疑問の声も少なくない。過去のシーズンでは、大一番で勝負強さを欠く場面が何度もあったからだ。
2003-2004シーズン以来となるリーグ制覇を目指すアーセナル。クラブのレジェンドが、その可能性について語った。
ジウベルト・シウバ氏が語る、アーセナル優勝への鍵
2003-2004シーズンに「インビンシブルズ(無敗優勝)」の一員として活躍した元アーセナルMFジウベルト・シウバ氏が、古巣の今季の優勝の可能性について『Sky Sports』のインタビューで語った。
「今のチームには、今シーズン優勝するための要素がすべて揃っていると思う。今後もこの調子を維持してほしいね」
「昨シーズンはケガ人が多くて苦しんでいたが、今季はより強力なスカッドを持っている」
「試合を見ていても、選手たちはどんな状況でも非常に落ち着いてプレーしている。先発でも途中出場でも、それぞれがチームの一員として自然に機能しているんだ。監督にとってこれは非常に大きい。選択肢が多いということだからね」
また、G・シウバ氏は、センターバックのウィリアム・サリバとガブリエウのコンビが、今季のアーセナルにとって鍵を握る存在だと強調した。
「チームには『背骨』となる選手が必要だ。彼ら(サリバとガブリエウ)は長い間コンビを組んでいて、すでにチームのリーダーになっている。彼らがピッチにいることは本当に大事なことだ」
一方で、長いシーズンを通して安定したパフォーマンスを保つことの重要性にも言及した。
「プレミアリーグで優勝するのがどれほど難しいかは、みんな分かっている。まだ道のりは長いが、どの試合でも正しいプレーを続けることが大切だ」
アーセナルは10月18日(日本時間19日)、アウェーでフラムと対戦する。
原文:Ex-Arsenal star and member of The Invincibles talks side's current league title chances
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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