エバートンがグリーリッシュ獲得でマンチェスター・シティと再交渉

小鷹理人 Masato Odaka

Ajay Gandhar

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フィンチ・ファームの静かな廊下は、ジャック・グリーリッシュをマンチェスター・シティからレンタルで獲得しようとするエバートンの動きで、活気に包まれている。

『タイムズ』のポール・ジョイス記者によると、週給30万ポンド(約40万3,470ドル)という高額年俸の負担について検討しているという。シティはシーズンを通したレンタルで約1,200万ポンド(約1,600万ドル)をほぼ全額回収することを望んでいる。

昨季、攻撃面でアイデア不足に苦しんだエバートンに創造性と閃きを加えるため、グリーリッシュ獲得に魅力を感じていることが、デイビッド・モイーズにとって重要な推進力となっている。

来月30歳を迎えるグリーリッシュは、今季マンチェスター・シティでレギュラーとして起用されないと報じられており、その兆しはアメリカで行われたFIFAクラブワールドカップの遠征メンバーから外れたことにも表れている。

2022-2023シーズンの三冠達成に大きく貢献して以来、エティハドでの出場時間は徐々に減少してきた。

エバートンは、安定した出場機会と明確な役割があれば、グリーリッシュがかつてイングランドで最も危険なアタッカーの一人とされた頃の姿を取り戻せると信じており、来夏の重要なFIFAワールドカップに向けて復活させたい考えだ。

クラブ内では、交渉が両者の共通目標に向けて進んでいるという静かな期待感が漂っている。

Pep Guardiola and Jack Grealish

グアルディオラ監督が語ったグリーリッシュの未来とは?

2024-2025シーズン終了後、グアルディオラは珍しくグリーリッシュの状況について語り、クラブワールドカップを欠場した理由は「正直な話し合い」の結果だったと明かした。

「彼はクラブと話し合い、残る方が最善だと決めた。ジャックは特別な選手だ。昨季、彼がプレーしなかった唯一の理由は、もちろん私の決断だ。我々は彼がプレーするべきだと判断した。クラブも彼も正直だった」

さらに、元アストン・ヴィラ主将はかつての闘志を取り戻す必要があると語った。

「3冠を達成した年、もしくはアストン・ヴィラ時代のような選手に戻れると感じられる場所を持つことが最善だと判断した。実際、ここ2シーズンはあまり出場時間がなかった。再び毎試合、3日ごとに出場して、自分の持つクオリティを示すための“胸の高鳴り”を取り戻さなければならない」

マンチェスター・シティは8月9日にパレルモとのプレシーズン唯一の試合で3-0の勝利を収めたが、グリーリッシュは出場していない。プレミアリーグ開幕戦は8月16日のウルブス戦となる。

原文:Everton hold fresh talks with Man City over Jack Grealish move
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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小鷹理人 Masato Odaka

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。南アフリカW杯を機にサッカーに魅了され、欧州サッカーを中心に幅広く観戦。大学・大学院でスポーツマネジメントを専攻し、理論と実践の両面からスポーツを追求。フットサル部では全国大会出場経験あり。趣味はスポーツ観戦でサッカー、格闘技、MLBなど幅広く観戦。NBAは現在勉強中。

Ajay Gandhar

Ajay Gandhar is a content producer for The Sporting News, working across our English-language editions.