10月29日(水)に行われたカラバオカップ4回戦、チェルシーはウルヴスとの一戦で、終盤に1人少ない状況になるも4-3で勝利を収めた。
エンツォ・マレスカ監督率いるチェルシーは、前半だけで3点をリード。しかし後半にウルブズの反撃を受け、2点を返される緊迫の展開となった。
試合終盤、約10週間ぶりの出場となったFWリアム・デラップが2枚目のイエローカードを受けて退場処分になるも、直後にジェイミー・ギッテンスの見事な一撃でさらにリードを追加。終了間際に1点を返されるも、なんとか逃げ切りに成功した。
壮絶な乱打戦を制したチェルシーだが、指揮官は試合後、今季のチームの規律問題について改めて指摘した。
デラップの退場に監督は苦言
試合後、マレスカ監督はデラップの退場について正しいジャッジだったことを認めた。
「間違いなくそうだ。愚かなファウルで、避けられるものだ」と語っている。
同選手は、ジェルソン・モスケラを押して1枚目のイエローカードを受け、そのわずか7分後、ボールを争う中でエマニュエル・アグバドゥへの肘打ちで2枚目の警告を受けた。
指揮官は続けて、「今日失点した3点も、すべて防げたはずだ。もちろん、今日の退場も非常に愚かなもので、まったく必要のないものだった」と述べ、チームの規律面への苛立ちを見せた。
「最初のイエローの後、4〜5回は冷静になるよう声をかけた。しかしリアム(デラップ)は、ピッチに立つと自分のプレーに集中しすぎてしまい、周囲の声が届きにくいタイプの選手なんだ」
今季、チェルシーは選手や監督が退場する事態に悩まされており、デラップは6人目の退場者となった。これまでにGKロベルト・サンチェス、DFトレボ・チャロバー、FWジョアン・ペドロ、DFマロ・ギュスト、そしてマレスカ自身も退場処分を受けている。
規律面の問題について問われると、マレスカ監督は次のように語った。
「ブライトン戦やマンチェスター・ユナイテッド戦のように難しい試合での退場は理解できる。しかしノッティンガム・フォレスト戦や今日の退場は、避けられるものだ。5〜10分の間に2枚のイエローで退場になるのは本当に情けない。どちらも防げたはずで、良いことではない」
原文:Enzo Maresca slams 'embarrassing' dismissals after sixth red card in nine matches
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)
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