レアル・マドリードのエンドリッキがレンタル移籍を希望か W杯2026出場に向け出場機会を求める

小鷹理人 Masato Odaka

Ajay Gandhar

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レアル・マドリードとエンドリッキにとって、新シーズンの幕開けは多くの疑問をもたらしている。

クラブの象徴的な背番号9を背負い、大きな期待を受けたブラジルの新星は、シャビ・アロンソ監督の体制下、シーズン開幕からベンチで見守る日々を過ごしている。

いくつかの試合でメンバー入りはしているものの、今季の出場は未だ「0」だ。

これは想定外の出来事だ。エンドリッキはデビューとなった昨シーズン、847分間の出場で7ゴールという結果で終えたが、5月にハムストリングを負傷してしまい、勢いを止めてしまった。

その影響で、クラブワールドカップを欠場し、その間にカンテラ(下部組織)出身のゴンサロ・ガルシアが6試合で4得点と大活躍して主役の座を奪った。

それ以降、21歳のスペイン人フォワードであるガルシアを、エースのキリアン・エムバペのバックアップとして重用している。エムバペは開幕から11試合で15ゴールを決めており、圧巻のスタートを切っている。

そして、移籍専門ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノによると、マドリーはエンドリッキを1月の移籍市場でレンタル移籍(期限付き移籍)に出す見込みであり、すでに交渉も進行中だという。本人も出場機会を求めており、2026年のワールドカップに向けたブラジル代表入りの可能性を高めたい考えだ。

マルセイユが引き続き関心を示す

フランス紙『レキップ』によると、マルセイユは1月の移籍市場でエンドリッキのレンタルでの獲得に引き続き関心を示している。

ピエール=エメリク・オーバメヤンとアミーヌ・グイリの両選手がアフリカネイションズカップに参加するためチームを離れる予定であり、クラブは攻撃陣の補強を模索している。

エンドリッキ自身もこの移籍に前向きだとされており、ヨーロッパの舞台で継続的に出場機会を得ることで、経験を積みながらワールドカップ出場の夢を現実に近づけたいと考えている。

原文:Endrick's immediate Real Madrid future revealed as World Cup 2026 plans take shape
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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