ドミニク・ソボスライは、7戦6敗のときのリバプールは闘志を見失っていたと考えている。
アルネ・スロット監督率いるチームは今週、ホームのアンフィールドで再び勝利の感覚を取り戻した。プレミアリーグではアストン・ヴィラに2-0で勝利し、その後チャンピオンズリーグでレアル・マドリードを1-0の勝利を収めた。
次の相手は、現地日曜日にアウェーのエティハド・スタジアムでマンチェスター・シティ戦だ。この一戦は過去10年間、イングランドサッカー界のカレンダーを飾るハイライトとして定着している。
ソボスライはマドリード戦で圧巻のパフォーマンスを見せた。相手GKティボー・クルトワに何度も好セーブを強いられた末、右サイドから完璧なフリーキックを送り込み、アレクシス・マック・アリスター(マクアリスター)がこれを決めて、決勝ゴールとなった。
「これこそ、僕たちが失っていたものだと思う。今ではみんなが走り、戦い、お互いのためにプレーして、仲間をカバーしているのがわかると思う」と彼は語った。
「だからこそ、この勢いを保つことが一番大事なんだ。知っての通り、まだ道のりは長い。今週末はシティ戦だけど、彼らの強さは十分に分かっている。特に今の彼らはね」
それでもソボスライは、この厳しい時期の中でもチームスピリットは決して失われなかったと信じている。そして、その結束の成果が今ようやく表れ始めていると感じている。
「うまくいってみんながハッピーなときは、団結するのは簡単だし、ポジティブでいられる」と彼は言った。「でも一番難しいのは、3〜4週間前のような状況にあるときだ。それでも僕たちは団結して、前に進み続けたんだ」

ソボスライは、今シーズン苦しむチームの中で数少ない輝きを放つ存在となっている。彼は守備的MFや右サイドバックとしてもプレーし、昨季活躍したNo.10のポジションに再び戻ってきた。
マドリー戦では、フロリアン・ヴィルツが左サイド寄りの自由な攻撃的役割を担い、ソボスライがチームの心臓部として機能した。
しかし、彼自身は「リーダー」という呼び名を受け入れることには慎重だ。むしろプレーで示す方が好きだという。ハンガリー代表として、彼が言及した“戦う姿勢”と“走る努力”を欠いたことは一度もない。
「チームには十分なリーダーがいる。フィルジル(ファン・ダイク)、モー(サラー)、ロボ(アンディ・ロバートソン)、そしてアリソンもね」とソボスライは付け加えた。
「彼らはここに7年、8年、9年、10年と長く在籍している。キャプテンや副キャプテンとしてね。僕はピッチの上でベストを尽くすだけだ。もし僕がリーダーのように見えるなら、それはピッチの上で示すことであって、外で示すものじゃない」
原文:Dominik Szoboszlai reveals what Liverpool 'missed' during form slump
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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