ブラヒム・ディアス、レアル・マドリードでの去就を巡り報道が錯綜

Ajay Gandhar

浄見耕志 Koushi Kiyomi

ブラヒム・ディアス、レアル・マドリードでの去就を巡り報道が錯綜 image

ブラヒム・ディアスの去就をめぐって移籍報道が錯綜している。新契約締結が間近だとする報道がある一方で、退団を検討しているとの情報も伝えられている。

移籍市場に精通するジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏は、26歳のブラヒム・ディアスがレアル・マドリードとの新契約に合意したと報じた。

この契約は数日以内に正式に成立する見通しだ。レアル・マドリードで121試合に出場しているブラヒム・ディアスは、新監督シャビ・アロンソのもとで重要な戦力と見なされている。

しかし、移籍情報サイト「Fichajes」の報道によると、ブラヒム・ディアスは現在、クラブでの将来について考え直していると伝えられている。

2024-2025シーズンで一定の成果を上げたものの、若手の攻撃的選手が次々と加入するチーム内で、自分の立場に不安を抱いている。

ロドリゴの残留は不透明だが、若きアルゼンチンの有望株フランコ・マスタントゥオーノが存在感を増しており、ブラヒム・ディアスの出場機会は限られるかもしれない。

ブラヒム・ディアスは今夏か来年のいずれかに、安定した出場機会を求めてクラブを離れることを検討しているという。

かつてレンタル移籍でプレーしたACミランが獲得競争をリードしているとみられている。ナポリやインテルも関心を寄せており、ユベントスもマッシミリアーノ・アッレグリ監督がブラヒム・ディアスを有力な補強候補と考え、獲得に乗り出している。

Brahim Diaz Real Madrid 2024
(Getty Images)

報道によると、現時点でレアル・マドリードはまだ決断を下していない。クラブ側は売却を急いではいないが、5000万ユーロ(1ユーロ170円換算で約85億4000万円)を超えるオファーがあれば検討する可能性がある。

原文:Conflicting reports on the Real Madrid future of Brahim Diaz
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください

Ajay Gandhar

Ajay Gandhar is a content producer for The Sporting News, working across our English-language editions.

浄見耕志 Koushi Kiyomi

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。東京生まれ・東京育ち。スポーツとの出会いは、幼少期に夢中で観戦した大相撲。以来、欧州サッカーやF1を中心に幅広く観戦し、競技そのものだけでなく、その背景や文化にも強い関心を持つ。映画や音楽をはじめカルチャー全般を日常的に吸収し、雑誌文化にも親しんでいる。