プレミアリーグの第7節を終えた今、ほとんどのクラブは夏の移籍市場を経て、チームの現状をより明確に把握しつつある。
そうした中、チェルシーもすでに冬の移籍市場を見据え、後半戦に向けて必要な補強ポイントを検討しているようだ。
チェルシーは今夏、リーグの中でも最も積極的に動いたクラブのひとつであり、ジョアン・ペドロ、ジェイミー・ギッテンス、アレハンドロ・ガルナチョ、ヨレル・ハト、リアム・デラップといった注目の新戦力を次々と獲得した。さらに、エステバン、ケンドリー・パエス、ママドゥ・サール、ダリオ・エスーゴといった将来を見据えた若手選手の加入にも力を入れている。
今冬も再び大型補強に動くのではないかとの声も上がっているが、最近の報道によれば、どうやらそうはならないようだ。
冬の大型補強は見送りへ
『Sky Sports』によると、チェルシーは今冬の移籍市場で大規模な補強を行う予定はなく、むしろ余剰戦力の整理を優先する見通しだという。
今季絶望となったDFレビ・コルウィルの負傷を受け、エンツォ・マレスカ監督は夏の時点でセンターバックの補強を希望していたが、そのリクエストは実現せず。そして、1月になっても状況は変わらない見通しだという。
クラブは一時的に守備の層の薄さに悩まされてきたものの、上層部は「近いうちに安定する」と考えているようだ。
実際、トレボ・チャロバーは出場停止を終え、負傷離脱していたウェズレイ・フォファナも脳震盪から回復して練習に復帰。さらに、トシン・アダラビオヨも代表ウィーク明けには復帰が見込まれており、長期離脱中のコルウィルの代役を務めることが期待されている。
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また若手のヨレル・ハトも、バディアシルやジョシュ・アチャンポンと並んでセンターバックでプレー可能であり、この2人も直近のリヴァプール戦で軽傷を負ったものの、深刻なものではないという。
また、ママドゥ・サールやアーロン・アンセルミーノといった将来有望なCBもレンタル先で成長を続けており、クラブとしては「現状で十分な選手層がある」と判断。不要な補強は避ける方針のようだ。
GK陣についても同様で、一部で不安視される声はあるものの、現時点で補強の予定はない。ロベルト・サンチェスとフィリップ・ヨルゲンセンの両選手に対する信頼は依然として高く、ストラスブール(フランス)にレンタル中の20歳マイク・ペンダースも将来的なオプションとして高く評価されているようだ。
なお、報道によれば、ラヒーム・スターリング、アクセル・ディサシ、タイリーク・ジョージの3選手は、1月の放出候補とされている。
原文:Chelsea’s January transfer plans revealed as Enzo Maresca's request set to be denied
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)
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