チェルシーのアカデミーはこれまでにも数多くの優秀な若手選手を輩出してきたが、また新たな逸材が現れたようだ。19歳のイングランド人DFジョシュ・アチャンポンである。
同選手は昨季にトップチームデビューを果たすと、今季はエンツォ・マレスカ監督率いるチームでレギュラーの座をつかみつつある存在だ。センターバックとサイドバックの両方をこなすことができ、今季は主に中央のポジションで起用されている。
土曜日に行われた第7節リバプール戦ではスタメンに名を連ね、ホームでの2−1の勝利に大きく貢献。スタンフォード・ブリッジでの試合後には、その堂々としたパフォーマンスにレジェンドのアラン・シアラー氏らが称賛の声を寄せた。
DFブノワ・バディアシルとCBのコンビを組んだアチャンポンは、チェルシーの最終ラインを安定させ、リバプールを押さえ込む落ち着いたプレーを見せた。
元チェルシーMFミケルが太鼓判「大きな可能性を感じる」
リバプール戦での印象的なパフォーマンスを受け、チェルシーのOBであるジョン・オビ・ミケル氏が、若手DFジョシュ・アチャンポンの将来に大きな期待を寄せている。
自身のポッドキャスト番組『The Obi One Podcast』に出演したミケル氏は、アチャンポンのプレーを高く評価しつつ、さらなる飛躍のためにフィジカル強化が必要であるとアドバイスを送った。

「アチャンポンは若くて才能のある選手だ。(リバプール戦では)本当に素晴らしかった。強くて速く、ボール扱いもうまいし、後方からのビルドアップも好むタイプだ」
「まだ若く、あのポテンシャルには大きな可能性を感じるよ。彼にはまだまだこれから長いキャリアが待っている。彼はこれからもっと良くなると思うが、まずはフィジカル面を鍛える必要があるね」
「ジムで体を作れば、間違いなく素晴らしい選手になるはずだ。ボール扱いも上手く、スピードもある。イサクとのマッチアップでもしっかり抑えていた。1対1の場面では何度か勝てていたよ」
現在、レヴィ・コルウィルら主力DFが負傷離脱中ということもあり、アチャンポンはその穴を埋める形で出場機会を得ている。彼にとっては、このチャンスを生かし、ポジションを確固たるものにする絶好の機会となりそうだ。
全員が復帰した際に、マレスカ監督が誰をセンターバックの第一選択とするかは、今後の注目ポイントとなるだろう。
原文:Chelsea legend excited by young defender's potential
翻訳・編集:小山亮(スポーティングニュース日本版)
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