UEFAチャンピオンズリーグ部門別歴代最多得点ランキング|通算・シーズン・1試合

Kyle Bonn

小山亮 Akira Koyama

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UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)は世界最高峰のクラブ大会とされ、この欧州の舞台で輝いた選手は一気にレジェンドへと駆け上がる。

なかでも、ゴールを決めることはフットボールにおける最も華やかな技術と見なされ、継続して結果を残し続ける選手はサッカー界で特別な地位を築く。

近年ではアーリング・ハーランドやキリアン・エンバペといった新たなスターが、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシのような偉大な記録に迫る可能性を見せており、欧州の舞台で新たな歴史を刻むことが期待されている。

本記事では、前身の“チャンピオンズカップ”時代(1955~1992)を含む、UEFAチャンピオンズリーグの歴代ゴール記録に名を刻む選手たちをランキング方式で紹介する。

※以下は、2026年1月22日時点の記録(CL予選は含まず、グループステージおよび決勝トーナメントでの得点のみ)。

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★通算得点ランキング

欧州の舞台で長年にわたり安定して得点を重ねてきたクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ。この2人が通算得点ランキングのトップに立っているのは、もはや驚きではない。

この2大レジェンドの後方には大きな差があり、彼らの後をロベルト・レバンドフスキ(3位)とカリム・ベンゼマ(4位)が追っている。

既に引退した選手のトップはラウール・ゴンサレスの71得点で、オランダ代表として活躍したルート・ファン・ニステルローイがそこから15点差で続く。ただし、ランキング上位に名を連ねる現役選手の多くは、すでに欧州以外に活躍の場を移しており、現時点ではCLに出場できない状況となっている。

順位選手名所属クラブ得点数出場数
1.クリスティアーノ・ロナウドマンチェスター・U、レアル・マドリード、ユベントス140183
2.リオネル・メッシバルセロナ、PSG129160
3.ロベルト・レバンドフスキドルトムント、バイエルン、バルセロナ106139
4.カリム・ベンゼマリヨン、レアル・マドリード90152
5.ラウール・ゴンザレスレアル・マドリード、シャルケ71142
6.キリアン・エンバペASモナコ、PSG、レアル・マドリード6693
7.トーマス・ミュラーバイエルン・ミュンヘン57163
8.ルート・ファン・ニステルローイPSV、マンチェスター・U、レアル・マドリード5673
9.アーリング・ハーランドザルツブルク、ドルトムント、マンチェスター・C5555
10.ティエリ・アンリASモナコ、アーセナル、バルセロナ50112

※2026年1月22日時点。太文字 は今季CL出場選手。

★シーズン最多得点記録

チャンピオンズリーグにおけるシーズン最多得点記録保持者は、クリスティアーノ・ロナウド である。彼が2013-2014に記録した 17得点 は、10年以上経った現在でも破られていない。

レアル・マドリードがその年にタイトルを獲得する中、ロナウドは11試合・993分の出場で17ゴールをマーク。出場した試合で唯一得点できなかったのは、バイエルンとの準決勝1stレグのみだった。グループステージ初戦ではガラタサライ相手にハットトリックを達成し、さらにコペンハーゲン、ユベントス、シャルケ(2度)、バイエルン戦でも複数得点を記録している。

さらに彼は、その偉業をわずか2年後に再現しかけた。2015-2016シーズンに 16得点 を叩き出し、レアル・マドリードは再び欧州制覇。シャフタール、ヴォルフスブルクを相手にハットトリックを記録し、マルメ戦では1試合4得点という圧巻のパフォーマンスを披露した。このシーズンの決勝トーナメントでは“わずか”5得点にとどまったものの、グループステージで多くの得点を積み上げていた。準決勝と決勝では無得点だったが、チームは見事にビッグイヤーを掲げている。

リオネル・メッシのベストシーズンは2011-2012の 14得点 で、歴代6位。バルセロナはこの年、準決勝まで勝ち進んだもののチェルシーに敗れて優勝を逃している。

ランキングにはさらに、ゴールハンターとして知られたジョゼ・アルタフィーニやFIFA年間最優秀ゴール賞の名前の由来にもなったフェレンツ・プスカシュといった往年の名選手たちも名を連ねる。

順位選手名所属クラブシーズン得点数出場数
1.クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード2013-20141711
2.クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード2015-20161612
3.ロベルト・レバンドフスキバイエルン・ミュンヘン2019-20201510
 カリム・ベンゼマレアル・マドリード2021-20221512
 クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード2017-20181513
6.リオネル・メッシバルセロナ2011-20121411
 ジョゼ・アルタフィーニACミラン1962-1963149
8.ロベルト・レバンドフスキバイエルン・ミュンヘン2021-20221310
 ラフィーニャバルセロナ2024-20251314
10.フェレンツ・プスカシュレアル・マドリード1959-1960127
 ルート・ファン・ニステルローイマンチェスター・U2002-2003129
 リオネル・メッシバルセロナ2010-20111213
 マリオ・ゴメスバイエルン・ミュンヘン2011-20121212
 クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード2012-20131212
 クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード2016-20171213
 リオネル・メッシバルセロナ2018-20191210
 アーリング・ハーランドマンチェスター・C2022-20231211

※2026年1月22日時点。

★最多ハットトリック記録

チャンピオンズリーグで最も多くハットトリックを記録しているのは、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシの2人だ。この2大スターはそれぞれ 8回 のハットトリックを達成しており、まさに突出した記録と言える。

大会の歴史を振り返っても、4回以上のハットトリックを記録した選手はわずか5人しかいない。その中でロナウドとメッシが“8回”という数字を並べている事実は、彼らの異次元ぶりをいっそう際立たせている。

なお、キリアン・エンバペは今季すでに2度のハットトリックを記録しており、通算5回目に到達。ロナウド、メッシの歴代トップ2に徐々に迫りつつあり、今後どこまで数字を伸ばすのか注目だ。

ちなみに、CL決勝でハットトリックを記録した選手は、歴史上3人いる。1959-1960シーズンには、レアル・マドリードのフェレンツ・プスカシュとアルフレッド・ディ・ステファノが揃って達成し、とりわけ前者は4得点を記録した(7-3で勝利)。

そのプスカシュは1961-1962シーズンの決勝でもハットトリックを決めており、決勝でハットトリックを複数回達成したのは彼のみ。残る1人は、1968-1969シーズンのピエルーノ・プラティ(ACミラン)である。

順位選手名達成時の所属クラブ回数
1.クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード、ユベントス8
 リオネル・メッシバルセロナ8
3.ロベルト・レバンドフスキドルトムント、バイエルン、バルセロナ6
4.キリアン・エンバペPSG、レアル・マドリード5
5.カリム・ベンゼマレアル・マドリード4
6.マリオ・ゴメスバイエルン3
 ネイマールバルセロナ、PSG3
 フィリッポ・インザーギユベントス、ACミラン3
 ルイス・アドリアーノシャフタール・ドネツク3

※2026年1月22日時点。

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★1試合最多得点記録

チャンピオンズリーグにおける1試合最多得点は 5ゴール で、これまでに13人の選手がこの偉業を成し遂げている。2000年以降でもわずか3度しか記録されておらず、直近ではアーリング・ハーランド2023年にこの記録を打ち立てた。

ほかにもリオネル・メッシ(2011-2012)やゲルト・ミュラー(1972-1973)といった名だたるストライカーが名を連ねている。

シーズン選手名ラウンド所属クラブ
1959-1960オウェ・オールソンベスト32IFKヨーテボリ
1961-1962ベント・ロフクヴィストベスト32ボールドクラブ 1993
1962-1963ジョゼ・アルタフィーニベスト32ACミラン
1962-1963レイ・クロフォードベスト32イプスウィッチ
1964-1965ニコラ・コトフベスト32ロコモティフ・ソフィア
1965-1966フロリアン・アルベルトベスト32フェレンツヴァーロシュ
1966-1967ポール・ファン・ヒムストベスト32アンデルレヒト
1972-1973ゲルト・ミュラーベスト16バイエルン
1978-1979クラウディオ・ズルザーベスト32グラスホッパー
1979-1980セーレン・レアビーベスト16アヤックス
2011-2012リオネル・メッシベスト16バルセロナ
2014-2015ルイス・アドリアーノグループリーグシャフタール・ドネツク
2022-2023アーリング・ハーランドベスト16マンチェスター・C

※2026年1月22日時点。

★その他の記録

史上最速ゴール

チャンピオンズリーグで最も早い時間に生まれたゴールは、ロイ・マカーイ(バイエルン・ミュンヘン)が記録した 開始10.12秒。2006-07シーズンのラウンド16・2ndレグ、レアル・マドリード戦で生まれた一撃で、今なお大会の最速記録として残っている。

史上最速ハットトリック

キックオフから最速でハットトリックを達成したのは、2021-2022シーズンのレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)。ラウンド16・2ndレグのRBザルツブルク戦でキックオフから 2 3分以内 に3得点を挙げ、試合開始からの最速ハットトリック記録を樹立した。

さらに翌2022-2023シーズンには、リバプールのモハメド・サラーがグループステージのレンジャーズ戦で途中出場し、わずか 7分 で3ゴールを奪取。これは“1点目から3点目までの時間”で見たCL史上最速のハットトリックとして刻まれている。

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最速で通算50得点に到達した選手

2025年9月18日、アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)がCL史に新たな記録を刻んだ。ナポリ戦で決めた先制点により、わずか 49試合 で大会通算50ゴールを達成した。

それまでの最速記録はルート・ファン・ニステルローイの62試合。ハーランドはその記録を大幅に更新し、圧倒的な得点ペースをあらためて証明した。

★CL最年少ゴール記録

現行のチャンピオンズリーグ(1992-1993以降)の最年少ゴール記録を持つのは、バルセロナの アンス・ファティ。2019年、インテルとのアウェイ戦で 16歳283日 という若さで大会初ゴールを決め、CL史上初の“16歳”でのゴールを達成した。それまでの最年少記録は、1997年にオリンピアコスのピーター・オフォリ=クエイエが樹立したもので、22年以上破られていない記録だった。

ただし、大会の前身であるチャンピオンズカップ時代まで含めると、1963年にグールニク・ザブジェの ウウォジミエシュ・ルバンスキ が樹立した“16歳263日”が大会史上最年少記録となっている。

また、最年少アシスト記録は2023-2024シーズンの ラミン・ヤマル(バルセロナ)が樹立。グループステージのアントワープ戦にてフェラン・トーレスのゴールをアシストし、CL史上最年少アシスト(16歳283日)を達成した。翌シーズンには自身も得点を挙げ、歴代2位の若さでのゴール記録を打ち立てている。

最年少得点記録(1992-1993以降)

選手名所属クラブ日付年齢
アンス・ファティバルセロナ2019.12.10 vs インテル16歳283日
ラミン・ヤマルバルセロナ2024.09.19 vs ASモナコ17歳68日
ダスタン・サトパエフカイラト・アルマトイ2025.11.26 vs コペンハーゲン17歳106日
ヴィクトル・ダダソンコペンハーゲン2025.10.21 vs ドルトムント17歳113日
ジョルジ・イレニケナアントワープ2023.11.13 vs バルセロナ17歳119日
アントニオ・ヌサクルブ・ブルッヘ2022.09.13 vs ポルト17歳149日
ピーター・オフォリ=クエイエオリンピアコス1997.10.01 vs ローゼンボリ17歳194日
マテオ・コバチッチディナモ・ザグレブ2011.12.01 vs リヨン17歳215日

※2026年1月22日時点。

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原文:Champions League goal records: Most scored in a season, fastest in a match, and all-time in UCL history
翻訳・編集:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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