パリ・サンジェルマン(PSG)は、ヨーロッパサッカー最大の舞台に再び戻り、歴史を手に入れるチャンスと、自らの実力を証明するための戦いに挑む。
13度のリーグ・アン王者であるPSGは、2020年にバイエルン・ミュンヘンに1-0で敗れた前回のUEFAチャンピオンズリーグ決勝以来のファイナル進出となり、日本時間の6月1日(日)にミュンヘンのアリアンツ・アレーナでインテル・ミラノと対戦する。
ルイス・エンリケ率いるチームは、すでにリーグ・アンのタイトルを獲得しており、さらにスタッド・ランスに3-0で快勝しクープ・ドゥ・フランスも制覇した。
そして今、歴史的三冠(トレブル)達成まであと一勝。CLでは、決勝に至るまでにリヴァプール、アストン・ヴィラ、アーセナルを下してきた。
この物語をより魅力的にしているのは、今季がキリアン・エムバペなしの初シーズンであるということ。それにもかかわらず、PSGは戦術的に進化し、粘り強さを身につけ、世界中から称賛を受けるチームとなった。
ルイス・エンリケ監督にとっては、これが2度目の決勝戦。彼は2015年、バルセロナでチャンピオンズリーグ優勝を果たし、トレブルを達成している。
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PSGに希望を与える“ある事実”
PSGはついに初のチャンピオンズリーグ優勝を果たすのか? あるデータが、その可能性を示唆している。
これまでミュンヘンで開催されたUEFAチャンピオンズリーグ決勝では、すべての試合で初優勝クラブが誕生しているのだ。つまり、4回中4回。
UEFAの記録によると、オリンピアシュタディオンと現在のミュンヘン・アリアンツ・アレーナは、2025年以前に合計4度チャンピオンズリーグ決勝の舞台となっている。
1979年:ノッティンガム・フォレストがマルメを破り初優勝
1993年:マルセイユがACミランを破って初優勝(リーグ・アン勢唯一の優勝)
1997年:ボルシア・ドルトムントが初優勝
2012年:チェルシーがバイエルン・ミュンヘンをPK戦で破り初優勝(バイエルンのホームで)
そして、日本時間2025年6月1日(日)が5回目のミュンヘン開催での決勝戦となる。インテル・ミラノはすでに3度の優勝経験がある一方、PSGはこれが初優勝のチャンスだ。
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