マンU主将ブルーノ・フェルナンデスがついに沈黙を破る 自身の去就とサウジ移籍報道に言及

Vishal Bhawani

小山亮 Akira Koyama

マンU主将ブルーノ・フェルナンデスがついに沈黙を破る 自身の去就とサウジ移籍報道に言及 image

マンチェスター・ユナイテッドの主将ブルーノ・フェルナンデスが、自身の去就をめぐる憶測についてついに沈黙を破った。

最近ではサウジアラビア移籍の可能性まで報じられていたが、本人はそうした報道をきっぱりと否定している。

ここ数週間、一部報道ではポルトガル代表MFがサウジの強豪アル・ヒラルから接触を受け、移籍金2億ポンド(約400億円)規模のオファーが提示されたとも伝えられていた。

しかし、同選手は金銭面や来年開催されるワールドカップを理由に残留を決めたわけではないと強調する。

「僕はここで幸せなんだ。そうでなければもういないだろう。今この瞬間を楽しみたいんだ」と代表活動中に語った。

さらにサウジ移籍の噂について尋ねられると、こう答えた。

「そんな話はもう僕のところには来ていないし、想像すらできないシナリオだよ」

バイエルンやレアルからの関心も 揺るがぬ主将の覚悟

それでも、移籍の噂は止む気配を見せていない。

複数メディアの報道によれば、バイエルン・ミュンヘンが約4000万ポンド(約80億円)のオファーを準備しており、レアル・マドリードも動向を注視しているという。

一方でユナイテッドは、「少なくともシーズン途中では放出しない」と強調しており、主将の退団を認める意向はないようだ。

ブルーノ・フェルナンデスは2020年、スポルティング・リスボンからユナイテッドに加入。混乱が続くチーム状況の中でも、変わらぬ存在として活躍している。

監督交代やロッカールームの不協和音、戦術変更など、さまざまな試練を経ても、チームの“心臓”としてチームを支え続けてきた。

ルベン・アモリム監督の下でチームは依然として安定感を欠いているが、自らが模範となることに集中し、話題作りではなく結果で示すことを重視している。

広告バナー

少なくとも今のところ、ファンは胸をなで下ろしてよさそうだ。彼がオールド・トラフォードを離れ、オイルマネーの誘いに乗る気配はない。

赤いユニフォームの魔術師には、まだやり残したことがある。そして彼はこれまで何度も示してきたように、挑戦から逃げる男ではない。

原文:Bruno Fernandes finally breaks silence on his Man Utd future and Saudi talks
翻訳・編集:小山亮(スポーティングニュース日本版)

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください

関連記事

Vishal Bhawani

Vishal Bhawani is a sub-editor for the Affiliate Content team and a writer and sub-editor for the Football Wires team at The Sporting News. Based in Indore, India, he holds a Diploma in Operations and Management from Maharashtra University.

Before joining TSN in May 2024, Vishal contributed to Football Express and Six Sports and ran his own blog, Anfield Home, as a passionate Liverpool fan. An avid traveler, he follows multiple sports, including cricket, soccer, and tennis.

小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。