リバプール苦戦続く、スロット監督「これは本来の姿ではない」

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リバプールはカラバオ・カップでクリスタル・パレスに0−3で敗れ、低迷が続いている。

アルネ・スロット監督は、週末のプレミアリーグでブレントフォードに2−3で敗れた試合から大幅にメンバーを入れ替えたが、結果は変わらなかった。それでもスロット監督は自身の選手起用を擁護しつつ、チームの状態がリバプールの水準を大きく下回っていることを認めた。

日本代表、リバプール所属の遠藤航、クリスタル・パレス所属の鎌田大地は、ともに先発出場を果たした。鎌田は、クリスタルパレスの得点を演出した。

スロット監督のコメントは?

クリスタル・パレス戦後、スロット監督は次のように語った。

「前回リーグカップでサウサンプトンとここで対戦したとき、レオーニが負傷したんだ。私たちは世間が思うほど大きなスカッドを持っているわけではない。メディアは “リバプールは多額の補強をした” と報じたが、実際は25人も常に使えるわけではない。主力はおよそ20人で、そのうち4人が怪我をしている状態なんだ。」

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「今週は重要な試合が続く中で、そのリスクを冒せるだろうか? 以前、準備が完全ではなかった選手を起用したことがある。彼が準備万端だと思ったが、実際はそうではなかった。アレクサンダー・イサクを起用したときのことだ。彼はその試合で負傷した」

「前回のサウサンプトン戦ではレオーニが負傷し、エキティケが退場した。今週のような重要な時期に、そうした事態は避けたい」

「とはいえ、選択の余地は常にある。もし今日、たとえばフィルジル(ファン・ダイク)やイボウ(イブラヒマ・コナテ)を起用して、そのどちらかが怪我をしたら、人々は『なんて愚かな選択だ』と言っただろう。しかも彼らを起用しても、パレスを倒すのは難しかったはずだ。彼らには何度もやられているからね」

スロット監督は、リバプールの現在のパフォーマンスが本来のレベルに達していないことを認めた。

「リバプールの基準からすれば、6試合中5敗、あるいは7試合中6敗なんてありえないことだ。今後の1週間でプレッシャーはさらに増すかもしれないが、すでに十分に高い状態だ。なぜなら、このあと3つの難しい試合が控えているからだ」

「良い点を挙げるとすれば、今回は8日間で試合をこなせることだ。これまでより1日長い。普段は7日間の中で次の試合が2日後に来るからね」

「人それぞれ意見はあるだろうが、今のスカッド状況(おそらく15〜16人のトップチーム選手しか使えない)の中で、これが私の下した選択だ」

次戦、リバプールは、日本時間11月2日にホームのアンフィールドで、アストン・ヴィラと対戦する。

原文:Arne Slot defends Liverpool team selection but admits form is below standards
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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