すでに8チームが今季限りでの監督退任を発表、2026年のJ1リーグの監督の陣容は?

石山修二 Shuji Ishiyama

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J1リーグもついにあと一節を残すのみとなった。鹿島アントラーズと柏レイソルの優勝争いは最終節までもつれこみ、アントラーズは横浜Fマリノスと、レイソルは町田ゼルビアFCと、共に12月6日(土)14時キックオフの試合で雌雄を決する。

一方、J2降格3チームはすでに横浜FC、湘南ベルマーレ、アルビレックス新潟で決定している。この3チームを筆頭に、今季優勝に手の届かなかったチーム、中位のチーム、なんとか降格を逃れたチームなど、幾つかのチームがすでに監督の退任・続投の発表を行なっている。

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ここでは、2026年シーズンに向けたJ1各チームの監督のステイタスについてまとめる。

※12/3現在。随時更新予定。

今季限りの退任は8人、来季は別チームで指揮する噂のある監督も

最終節を待たずに退任が発表された監督はJ1では8人に上る。

来季の契約更新が発表された監督は3人、その他の9人については現時点ではまだ発表はないが、優勝争いを繰り広げる鹿島/鬼木逹監督、柏/リカルド・ロドリゲス監督をはじめ多くは今季から指揮をとっている監督であり、結果も残していることから続投路線と考えられる。

驚きを持って迎えられたのは現在4位のサンフレッチェ広島/ミヒャエル・スキッベ監督、ヴィッセル神戸/吉田孝行両監督の退任だ。両チームとも終盤までリーグ戦で優勝争いに食い込んでいたチームで、広島は今年のルヴァンカップも制し、神戸は三連覇こそ逃したが、天皇杯で準優勝、アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)では4連勝中と今シーズン一定の結果を残していた。

二人ともすでにスキッベ監督が神戸や名古屋グランパス、海外チームで、吉田監督が清水エスパルスで指揮を取るという報道が早々にされており、もしかすると来季もその姿をJ1のピッチで見る事になるかもしれない。

※12/8に吉田孝行の清水エスパルス監督就任が発表。

一方、残留争いを繰り広げたチームへの評価は明確だ。

アルビレックス新潟で樹森大介監督の後を受けた入江徹監督、横浜FCで四方田修平監督の後を受けた三浦文丈監督はいずれもシーズン途中からの『監督解任ブースト』を発揮できず、J2降格に伴って今季限りでの退任となった。

※12/8に横浜FCは藤枝MYFCを指揮していた須藤大輔の監督就任を発表。

20221年から湘南で指揮を取ってきた山口聡監督も今回のJ2降格に伴って退任する。ただ、その湘南での手腕を評価された山口監督はU-20日本代表監督への就任が決定的と報じられている。

その他では、J2時代から清水を指揮してきた秋葉忠宏監督、2024年にルヴァンカップを制した名古屋グランパスの長谷川健太監督も今季限りで退任する。

川崎フロンターレの長谷部茂利監督、浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督、セレッソ大阪のアーサー・パパス監督については、正式発表はないが続投が濃厚と報じられている。

また、スティーブ・ホーランド、パトリック・キスノーボの2人が相次いでシーズン途中で解任された後を受けたマリノス/大島秀夫監督は終盤の巻き返しで見事J1残留を成し遂げたことから、来季の契約更新が発表された。

注目されるのは、ホーム最終戦で来季については「分からない」とコメントした東京ヴェルディの城福浩監督だろう。J2時代からヴェルディを指揮し、J1定着を図りつつあるチームを作り上げた指揮官の動向は気になるところだ。

そのほか昇格組を含めて、来季の監督の陣容をまとめると以下のとおりだ。

来季初昇格を果たす水戸は、森直樹監督がフットボールダイレクターとして強化トップへと配置転換され、新監督には今季新潟で監督を務めていた元コーチの樹森大介が新たに就任する。

チーム名監督名就任年度来季の陣容
鹿島アントラーズ鬼木達2025年〜続投
柏レイソルリカルド・ロドリゲス2025年〜続投
京都サンガ曺貴裁2021年〜契約更新
サンフレッチェ広島ミヒャエル・スキッベ2022年〜退任
ヴィッセル神戸吉田孝行2022年〜退任
FC町田ゼルビア黒田剛2023年〜契約更新
川崎フロンターレ長谷部茂利2025年〜未発表(続投報道)
浦和レッズマチェイ・スコルジャ2023年〜契約更新(百年構想リーグ)
ガンバ大阪ダニエル・ポヤトス2023年〜退任
セレッソ大阪アーサー・パパス2025年〜契約更新
FC東京松橋力蔵2025年〜契約更新
アビスパ福岡金明輝2025年〜退任
清水エスパルス秋葉忠宏2023年〜退任
横浜Fマリノス大島秀夫2025年〜契約更新
東京ヴェルディ城福浩2022年〜契約更新
ファジアーノ岡山木山隆之2022年〜契約更新
名古屋グランパス長谷川健太2022年〜退任
横浜FC三浦文丈2025年〜退任
湘南ベルマーレ山口智2021年〜退任
アルビレックス新潟入江徹2025年〜退任
水戸ホーリーホック森直樹2025年〜退任(フットボールダイレクターに配置転換)
Vファーレン長崎高木琢也2025年〜契約更新
ジェフユナイテッド市原・千葉小林慶行2023年〜契約更新

来年は秋春制への移行年度となり、間をつなぐ半年間の特別大会『明治安田100年構想リーグ』は2月7・8日の週末に開幕する。新体制に移行するための時間は決して多くないだけにここから数週間の各チームの動向は大いに注目される。

Contributing Writer