11月14日(金)、キリンチャレンジカップ2025、日本vsガーナの試合が行われる。
本記事では、この注目の一戦の見どころ、および先発&勝敗予想をまとめる。
試合概要
- 試合日程:11月14日(金)
- 開始時刻:19:20キックオフ予定
- 会場(開催地):豊田スタジアム(愛知)
- 放送・配信:TBS系列、TVer
※試合開催・放送配信内容・各サービスの料金等は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。料金は消費税込み価格。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
見どころ
先月、日本代表は南米勢との2連戦で1勝1分という好成績を収めた。とりわけ、王国ブラジルを破り、0−2からの劇的な逆転勝利を飾った一戦は、日本サッカー界に強烈なインパクトを残した。あの勝利は偶然ではなく、チームの成熟と自信を示す象徴的な一戦だったと言える。その経験を糧に臨む今回の相手は、W杯予選で圧倒的な強さを誇ったアフリカの強豪ガーナ。親善試合とはいえ、実力国同士の真剣勝負が期待される一戦だ。
もっとも、日本代表の陣容は今回も万全とはいかない。三笘薫、伊藤洋輝、町田浩樹、守田英正、冨安健洋といった主力が引き続き欠場し、ブラジル戦で負傷した伊東純也も招集外。さらに直前の試合でGK鈴木彩艶が負傷し、代表活動からの離脱を余儀なくされた。
一方で、明るいニュースもある。主将の遠藤航(リバプール)を始め、板倉滉(アヤックス)、田中碧(リーズ)、前田大然(セルティック)ら代表常連組が怪我から復帰。さらに、前回の代表活動で存在感を示した鈴木淳之介(コペンハーゲン)や佐野海舟(マインツ)らも引き続き名を連ね、スタメン争いはこれまで以上に激しさを増しそうだ。
さらに鎌田大地(クリスタル・パレス)はクラブで2か月連続の月間MVPを獲得、上田綺世(フェイエノールト)も10月のオランダリーグ月間MVPに輝くなど、好調を維持する面々が揃っている。層の厚さと選手間の競争が、チームの攻撃に多彩な選択肢と勢いをもたらすだろう。
対するガーナはW敗予選で10試合8勝1分1敗という結果を残し、本戦出場を勝ち取ったアフリカの強豪。中でも注目はプレミアリーグ得点ランキング3位に輝くアントワーヌ・セメンヨ(ボーンマス)。爆発的なスピードとパワー、そして柔軟な身のこなしを兼ね備えたアタッカーで、日本にとって最も警戒すべき存在だ。
ただし、ガーナも主力の欠場に悩まされている。トッテナムで活躍するモハメド・クドゥス、エースストライカーのジョーダン・アユー(レスター・シティ)、元アーセナルのトーマス・パーティ(ビジャレアル)らが不在で、チームの軸を欠くことは間違いない。日本としては、そうした隙を突きながら、いかに組織的に試合をコントロールできるかが鍵を握る。
アジア屈指の完成度を誇る森保ジャパンが、次はアフリカの強豪にどう立ち向かうのか。再び世界を驚かせるような試合を見せてくれることに期待したい。
先発予想
日本代表のスタメン予想(3-4-2-1)
- GK #1 早川友基
- DF #5 渡辺剛
- DF #4 板倉滉
- DF #25 鈴木淳之介
- MF #10 堂安律
- MF #17 田中碧
- MF #6 遠藤航
- MF #13 中村敬斗
- MF #8 南野拓実
- MF #20 久保建英
- FW #18 上田綺世
ガーナ代表のスタメン予想(4-2-3-1)
- GK ベンジャミン・アサレ
- DF カレブ・イレンキー
- DF コジョ・ペプラー・オポング
- DF モハメド・サリス
- DF ギデオン・メンサー
- MF クワシ・シボ
- MF アブ・フランシス
- MF アントワーヌ・セメンヨ
- MF カマルディーン・スレマナ
- MF デリック・ケーン
- FW ブランドン・トーマス=アサンテ
注目選手:早川友基(鹿島アントラーズ)

今回の日本代表で最も注目されるポジションはGKだろう。近年、代表チームで安定的に起用されてきた鈴木彩艶(パルマ)と大迫敬介(サンフレッチェ広島)の2人がそろって不在。鈴木は負傷離脱、大迫は天皇杯準決勝の日程と重なった影響で招集外となり、日本のゴールマウスは彼ら以外に託されることとなった。
その最有力候補として浮上しているのが、鹿島アントラーズの守護神・早川友基 だ。7月のE-1選手権で初めてA代表に招集され、そのままデビューを果たした早川は、9月、10月のシリーズに続いて今回もメンバー入り。わずか数カ月で代表に定着しつつある存在となった。
そんな彼の最大の武器は、驚異的なシュートストップ能力である。リーグでは最も多くのセーブ数を記録し、PA内のセーブ率でもリーグ2位をマーク。現在首位の鹿島を支える彼の存在感は、プレーだけでなく数字でも証明されている。至近距離のシュートにも瞬時に反応し、決定機を何度も阻む彼のセービングは、国内にとどまらず世界でも十分に通用するレベルだ。
さらに10月にはJリーグ月間MVPに輝き、好調をキープしている早川。鈴木や大迫が不在の今、ゴールマウスを任される最適任者であることは間違いない。代表の舞台でも、その神がかり的な反射神経を如何なく発揮できるか――彼にとって、ガーナ戦はその真価を証明する格好の舞台となる。
勝敗予想
日本代表とガーナ代表の通算対戦成績は8戦5勝3敗。直近の対戦(2022年6月)では4-1で快勝しており、相性は悪くない。
今の日本代表は先月と大きくメンバーが変わっておらず、チームとしての完成度も高い。一方のガーナは主力の数人が不在とあって、やや不安を抱える陣容だ。もちろん油断は禁物だが、現在の日本代表なら相手を圧倒する展開も十分に考えられる。
スコア予想:日本代表 3-0 ガーナ代表
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