今週末、10月25日(土)に行われる明治安田J1リーグ第35節。名古屋グランパスはホーム・豊田スタジアムで、9位・ガンバ大阪と対戦する。
勝利すれば、今節で残留決定の可能性も出てくる一戦。ホームでは残り2試合となる中、どのような試合展開になるか。
前節は痛恨AT被弾も、最低限の”引き分け”
前節は降格圏の18位に沈む横浜FCとの直接対決。
前半早々にFW木村がネットを揺らすも、オフサイドの判定でノーゴールに。その後、ゲームの主導権を握るものの、前半20分左サイドのクロスから相手FWにヘッドで沈められ失点。さらには前半アディショナルタイムにFWマテウスカストロが負傷交代と、苦しい前半となった。
それでも後半にMF菊地、FW山岸を投入して攻め込むと、後半24分に右コーナーキックからDF藤井が倒されPKを獲得。MF稲垣が冷静に決めると、続く同35分には、代わって左WBに入ったDF河面のシュート性のボールにDF佐藤が押し込んで逆転に成功した。
しかし、後半アディショナルタイムにロングスローから決められ2-2のドロー決着。勝ち切れない悔しさが残る結果となったものの、横浜FCとの直接対決で最低限の引き分けとなった。
対するガンバ大阪は中2日の過密日程
今節対戦するガンバ大阪は、前節ホームで柏レイソルに5失点を喫して0-5の大敗。今週水曜にはACL2(対ナムディンFC・ベトナム)を戦っており、中2日のアウェイと過密日程になっている。
とはいえ、夏場以降で公式戦7連勝を記録するなど、勝負強さを兼ね備えるチームなだけに、油断は禁物。
前節から中6日となる名古屋はコンディション面で優位な状況。前々節・セレッソ大阪戦のように、前線から強度あるプレスで試合を支配していきたいところだ。
前回ガンバ大阪との対戦は、アウェイで0-2で敗戦。放ったシュートはわずか2本と完敗に終わっただけに、ホームで迎える今回はリベンジを果たしたい。
2試合続けて主力が負傷離脱
前節はFWマテウスカストロが前半終了間際に負傷交代。立ち上がることなくピッチを後にしたことからも、長期離脱の見通しだ。
これで前々節のMF中山に続き2戦連続で主力選手が負傷で戦線離脱。苦しい台所事情だが、チーム全体の総合力でなんとかカバーしたいところ。
今節の注目はFW木村勇大。前節・横浜FC戦ではオフサイドで取り消しとなってしまったものの、開始早々にヘッドでゴールネットを揺らすなど、ここ2戦存在感を示している。ホーム・豊田スタジアムでの2戦連発に期待したい。
勝利で今節にも残留決定の可能性
今節・ガンバ大阪戦に勝利し、横浜FCが柏レイソルとの対戦で引き分け以下となれば、3節を残して残留が確定する。まずは目の前の相手に集中し、勝ち点3をつかみ取りたいところ。
今季残り2試合となったホームゲーム。ファン・サポーターの声援を力に変え、勝利となるか。
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