前節アウェイでのファジアーノ岡山戦で、7戦ぶりの白星を手にした名古屋グランパス。今週末はホーム・豊田スタジアムで18位湘南ベルマーレと対戦する。
シーズンも残り9試合。降格圏クラブとの直接対決を控える中、残留への条件とチームの現状を整理する。
残留ラインは?
例年の残留ラインは「勝ち点40」前後。20チーム全38節となった昨年は17位柏レイソルが勝ち点41で残留を決め、18位ジュビロ磐田が勝ち点38で降格となっている。
昨年29節終了時点で、降格圏18位のジュビロ磐田は勝ち点28。現在18位の湘南ベルマーレは25と伸び悩んでおり、その他のチームも低迷。今年の残留ラインはやや低めになる可能性がある。
現在勝ち点32の名古屋グランパスが例年の残留ライン、勝ち点40に届くには残り9試合で勝ち点8。少なくとも2勝が求められる状況だ。
最大の山場となる「直接対決」
残り9試合のうち、湘南ベルマーレ、横浜FC、アルビレックス新潟といった降格圏のライバルとの直接対決が控える。
特に次節9月20日(土)の18位、湘南ベルマーレ戦は、勝てば勝ち点は10差、敗れれば4差と残留争いにおいて大きな分岐点となる一戦。さらに中2日となる9月23日(火)には、アウェイで20位、アルビレックス新潟戦と続く。この2連戦を連勝できれば、一気に残留が近づく。
守備陣は、この夏に復帰したDF藤井陽也を中心に直近2試合で1失点。安定感を取り戻しつつある。出場停止から戻るFWキャスパーユンカーをはじめ、攻撃陣の奮起があれば勝ち点を積み上げるチャンスは十分にある。
ピサノ・森のU-20W杯によるチーム離脱
GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾とDF森壮一朗がFIFA U-20ワールドカップ(チリ)に選出された。大会を勝ち進めば最長で5試合近く不在となる見込みだ。
特に現役高校生のDF森壮一朗は、リーグ戦の直近6試合連続で右ウイングバックとして先発出場中。攻守に欠かせない存在だけに、大きな痛手となる。
GKシュミットダニエルやFWマテウスカストロらを故障で欠く中、長谷川健太監督はどのようなタクトを振るのか。
来シーズンから『秋春制』へ移行
来シーズンからJリーグは『秋春制』へ移行。半年間、昇降格のない特別大会を経て新シーズンを迎えるため、降格すれば最低でも1年半はJ1に戻ることができない。
まずは運命を分ける今週末の湘南ベルマーレとの直接対決。前節からの連勝で降格圏に沈むライバルを大きく引き離すことができるか。
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