マンチェスター・ユナイテッドのアモリム監督がメイヌーの起用について語る

小鷹理人 Masato Odaka

Chris Wheatley

マンチェスター・ユナイテッドのアモリム監督がメイヌーの起用について語る image

 

マンチェスター・ユナイテッドのMFコビー・メイヌーは、今季まだ出場をしていない。ルベン・アモリム監督が、その理由について説明した。

20歳のメイヌーは、アーセナルとフラムとのプレミアリーグ開幕2試合でベンチ入りしたが、起用されなかった。フラムとの1-1の引き分けでは、アモリムが交代枠5人を使い切ったにもかかわらず、出場機会はなかった。

代わりにハリー・マグワイア、エイデン・ヘブン、マヌエル・ウガルテ、ベンヤミン・シェシュコ、ディオゴ・ダロトが投入され、メイヌーは再び蚊帳の外となった。

試合後、若きイングランド人MFは不満そうな表情を見せ、ユナイテッドのファンからも出場時間の少なさを懸念する声が上がった。

アモリムは試合後、メイヌーのチーム内での立ち位置がキャプテンのブルーノ・フェルナンデスとの競争にあると説明した。

「彼は今、ブルーノとポジションを争っている」とアモリムは語った。

「中盤を2枚にしたとき、メイソン・マウントを残したのはゴールを取りに行きたかったからだ。そして交代の際、チームにはブルーノの近くにアンカーを置く必要があると感じた。だから彼はブルーノとポジションを争わなければならない。それがマンチェスター・ユナイテッドであるべき姿だ。」

メイヌーの今後は?

メイヌーは昨季ブレイクを果たし、アモリム就任後はリーグ戦12試合に先発。さらに2024年のFAカップ決勝で宿敵マンチェスター・シティ相手にゴールを決め、強い印象を残した。

また、イングランド代表としてユーロ2024決勝進出にも貢献し、プレミアリーグ屈指の有望株として評価を高めた。

しかし、今季は欧州カップ戦がなく、ローテーションの機会が限られる中、メイヌーがどれだけ出場できるかには疑問が残る。

バイエルン・ミュンヘンが高い関心を示しており、現行契約は2027年までだが、延長交渉はまだ始まっていない。

2023年1月のデビュー以来、メイヌーはユナイテッドで通算72試合に出場し、7ゴールを挙げている。

原文:Ruben Amorim explains midfielder's absence from Manchester United line-up
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

関連記事

小鷹理人 Masato Odaka

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。南アフリカW杯を機にサッカーに魅了され、欧州サッカーを中心に幅広く観戦。大学・大学院でスポーツマネジメントを専攻し、理論と実践の両面からスポーツを追求。フットサル部では全国大会出場経験あり。趣味はスポーツ観戦でサッカー、格闘技、MLBなど幅広く観戦。NBAは現在勉強中。

Chris Wheatley

Chris Wheatley is a leading football journalist who has spent over a decade covering the Premier League and European football. He is known for breaking exclusive stories and trusted coverage of clubs, players and the transfer market. Over the years, he has interviewed some of the sport’s most influential figures and consistently delivered stories that shape the football conversation.