マンチェスター・ユナイテッドのFW、出場機会を求めて将来に関する決断を下す

小鷹理人 Masato Odaka

Dorothy Howard

マンチェスター・ユナイテッドのFW、出場機会を求めて将来に関する決断を下す image

マンチェスター・ユナイテッドは、2025-2026シーズンの開幕から苦戦をしており、今季プレミアリーグ7試合でクリーンシート(無失点試合)はわずか1試合しかしていない。

さらに、夏に攻撃陣を補強したにもかかわらず、得点もなかなか生まれていない状況だ。

マテウス・クーニャ、ブライアン・エムベウモ、そしてベンヤミン・シェシュコといった新戦力が徐々に調子を上げており、特にシェシュコは直近2試合で2ゴールを挙げている。

こうした新たな選手たちの台頭により、ジョシュア・ザークツィーは出場機会が激減。ベンチを温める時間が続く中、オランダ代表FWは自身の立場に不満を抱いているという。

ザークツィーは、出場時間を確保するために1月の移籍を希望しているとされ、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』の最新報道によると、彼は「すぐにでも」マンチェスター・ユナイテッドを離れたいと考えており、ローン(レンタル)移籍を選択する可能性もあるという。

ザークツィーには、プレミアリーグおよびセリエAの複数クラブが関心を示しており、スカウトたちが動きを注視している。ザークツィーは過去にセリエAでプレーしていた経験もある。

▶月額プランとセットでオトク! U-NEXTサッカーパックでプレミアリーグ見放題

ザークツィーに関心を示しているクラブは?

ローマは、このユナイテッドの「不遇の男」に関心を持っており、同クラブはこれまでもプレミアリーグで出場機会を失っていた選手たちに再起のチャンスを与えることで知られている。

実際にローマはこれまで、プレミアリーグのクラブからエバン・ファーガソン、レオン・ベイリー、コンスタンティノス・ツィミカスらを獲得してきた。

また、ユベントスとコモもザークツィーをスカウティングしているという。

さらに、ウェストハムも攻撃面での問題を抱えており、ザークツィーの獲得を検討しているようだ。エバートン、ブライトン、アストン・ヴィラもオランダ人FWに関心を寄せていると報じられている。

ザークツィーがワールドカップに出場できるかは、彼が1月に移籍できるかどうかにかかっているかもしれない。より多くの出場時間を確保し、オランダ代表監督ロナルド・クーマンに得点力を示す必要があるからだ。

原文:Man United star makes decision on future amidst lack of playing time
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

関連記事

小鷹理人 Masato Odaka

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。南アフリカW杯を機にサッカーに魅了され、欧州サッカーを中心に幅広く観戦。大学・大学院でスポーツマネジメントを専攻し、理論と実践の両面からスポーツを追求。フットサル部では全国大会出場経験あり。趣味はスポーツ観戦でサッカー、格闘技、MLBなど幅広く観戦。NBAは現在勉強中。

Dorothy Howard

Dorothy Howard is a freelance soccer writer for The Sporting News. Dorothy loves all things sports, especially soccer. She is unfortunately a hardcore Manchester United fan, but loves the USWNT. Since starting her career, she has published work for multiple sports sites, and is a trusted name in sports reporting.