ダビド・シルバ、グアルディオラ監督の「次の行き先」について驚きの提案

小鷹理人 Masato Odaka

Atrayo Bhattacharya

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ペップ・グアルディオラ監督は2016年にプレミアリーグのマンチェスター・シティに就任して以来、クラブを完全に変貌させた名将だ。

就任から約10年、彼はシティをヨーロッパ屈指の強豪へと押し上げた。

昨季はプレミアリーグ3位に終わり、チームは過渡期を迎えているが、グアルディオラ監督の存在がある限り、ファンは依然として安心感を抱いている。彼はすでにプレミアリーグ6回、チャンピオンズリーグ1回、カラバオカップ4回、FAカップ2回のタイトルを獲得している。

そのため、グアルディオラ監督が退任した際、シティには計り知れない空白が生まれるだろう。今季が彼にとってマンチェスターでの最後のシーズンになるのではないかという噂も絶えない。

そうした中、かつてのシティのレジェンドであるダビド・シルバが、グアルディオラ監督の「次の行き先」について意外な提案を口にした。

シルバは、グアルディオラ監督がシティで支配的な哲学を築き上げる過程で重要な役割を果たした選手の一人だ。

スペイン代表としても輝かしいキャリアを持つシルバは、シティで436試合に出場し77得点を記録。2010年から2020年までの10年間で、プレミアリーグ4回、FAカップ2回、カラバオカップ5回の優勝を経験した。

英紙『Mirror』のインタビューで、シルバは次のように語っている。

「ペップが将来的にスペイン代表を率いる姿を見てみたい。いまのルイス・デ・ラ・フエンテ監督は素晴らしい仕事をしているけど、いつかペップがそのポジションに就くのも面白いと思う。彼ならボール支配を重視し、常に勝利を目指すサッカーをもたらせるはず。現在のスペイン代表の哲学にも通じるものがあるね」

グアルディオラ監督はスペイン代表監督になるのか?

とはいえ、少なくとも今後数年のうちにシルバの願いが実現する可能性は低い。デ・ラ・フエンテ監督は昨年のEUROでスペインを優勝に導き、現体制への信頼は絶大だ。

Pep Guardiola Man City 06302025

来年にはワールドカップを控え、ラ・ロハは大会の優勝候補の一つと目されている。したがって、近い将来にグアルディオラ監督がスペイン代表監督に就任する余地はないだろう。

本人も「いつかワールドカップで代表チームを率いたい」と語っているが、それが今すぐスペインで実現する可能性はほぼない。

現在のシティとの契約は2027年まで残っており、その期間を全うした上で新たな挑戦を探すと見られている。

一部では、クラブ首脳陣が契約延長を説得できるのではないかとの見方もある。

当面の目標は、リヴァプールからプレミアリーグ王座を奪還し、チャンピオンズリーグでもさらなる高みを目指すことだ。

原文:Former Man City star makes shocking suggestion about Pep Guardiola's next destination
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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小鷹理人 Masato Odaka

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。南アフリカW杯を機にサッカーに魅了され、欧州サッカーを中心に幅広く観戦。大学・大学院でスポーツマネジメントを専攻し、理論と実践の両面からスポーツを追求。フットサル部では全国大会出場経験あり。趣味はスポーツ観戦でサッカー、格闘技、MLBなど幅広く観戦。NBAは現在勉強中。

Atrayo Bhattacharya

Atrayo Bhattacharya is a content producer for The Sporting News, working across English editions.