随分と前のことのように感じられるが、アーロン・ロジャースとピッツバーグ・スティーラーズが数ヶ月にわたる交渉を続け、なかなか契約の見通しが立たなかったのはそれほど昔のことではない。
ロジャースがスティーラーズとの契約にサインするまでには非常に長い時間がかかった。彼が最終的にプレイする可能性のあるチームはスティーラーズ以外にないことは明らかだったにもかかわらずだ。
そして、将来の殿堂入り確実な41歳のクォーターバックはプレシーズンゲームではプレイせず、チームにどうフィットするのかは依然として不透明な状態だ。
米ケーブル局『ESPNの』ブルック・プライヤー氏は、スティーラーズにとって2025年最大の懸念事項は「攻撃陣の結束力」だとしている。。
プライヤーの視点はこうだ。
「スティーラーズはこのオフ、アーロン・ロジャースが契約に時間をかけるのを許容した。その結果、彼を取り巻く攻撃陣のオプション、そして攻撃ラインとの連携を急がねばならない状況になっている。ロジャースは短期間でDKメトカーフやローマン・ウィルソンらワイドレシーバー陣と強固な連携を築く必要がある。また、若手攻撃ラインマンに自分のケイダンスを理解させなくてはいけない。プレシーズンゲームで一緒にプレーする機会すら与えられてなかったにも関わらずだ。さらに状況を困難にするのは、ブロデリック・ジョーンズが右タックルから左タックルへ移籍したこと、そしてナジー・ハリスが移籍し、バックフィールドの顔ぶれも新しくなったことだ」
そんな中、スティーラーズは開幕早々、第1週からリーグ屈指の堅固な守備陣と対戦しなくてならない。しかもロジャースとは互いに手の内を知る相手である。
そう、ピッツバーグの第1週の対戦相手は、ロジャースが過去2年間プレイしてきたニューヨーク・ジェッツだ。ジェッツ時代のロジャースは2023年はアキレス腱断裂でわずか4プレーしか出場できず、2024年は5勝12敗に終わっている。
そして相手サイドラインには、昨季スティーラーズでプレイしていたQBジャスティン・フィールズがいる。フィールズはスターターとして4勝2敗の成績を残していたが、ラッセル・ウィルソンに取って代わられた。
プレシーズンゲームではプレイしなかったとはいえ、ロジャースには開幕から即座に実力を証明することが求められる。もしそれができず、動きに鈍さが見えたり、チームメイトと連携が取れないような場面が見られれば、スティーラーズにとって最も避けたい展開が待ち受けている。
原文:Steelers facing one big Aaron Rodgers concern ahead of Week 1 vs. Jets
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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