NBAファイナル第2戦で大活躍のアーロン・ウィギンズが『バスケットボールを救った男』になるまで

Gilbert McGregor

小野春稀 Haruki Ono

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オクラホマシティ・サンダーのアーロン・ウィギンズは、2025年のNBAファイナル第2戦で大活躍したことで、バスケットボール界にその存在を知らしめたが、すでに彼をよく知っている人々は、彼のバスケットボールへの計り知れない貢献を認めている。

NBAファイナルが始まった時点で、ウィギンズはBasketball-Referenceのプロフィールのニックネーム欄にて、「バスケットボールを救った男」として正式に紹介されている。しかもそれは、ファイナル第2戦の快勝に大きく貢献する以前の話である。

ここでは、ウィギンズが「バスケットボールを救った男」になるまでの物語を紹介する。

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アーロン・ウィギンズが「バスケットボールを救った男」になるまでの物語

ウィギンズは2021年に2ウェイ契約でサンダーでのキャリアをスタートさせた。

2024年の『The Oklahoman』の記事では、このフレーズの発案者はコディ・バートンとされているが、それはウィギンズがNBAでプレイするよりも前のことだ。2021年にウィギンズがドラフトされる前、バートンは 「Aaron Wiggins saved basketball 」というテキストとともに、メリーランド州のユニフォームを着たウィギンズのGIFを作成した。

2021年にはサンダーも公式Xでこのフレーズを使用している。

バートンはXで@LuDortBurnerというアカウントを運営しており、そのアカウントから「バスケットボールを救った男」を含む最初の投稿があったのは2022年2月25日、ウィギンズがペイサーズ戦の延長戦で8得点を挙げた夜だった。

バートンによれば、このフレーズは元MLBのユーティリティマン、マーウィン・ゴンザレスが野球を救ったというのに着想を得ているという。

ある意味、ウィギンズはNBA版ゴンザレスとも言える。

そのフレーズが定着するのにそう長くはかからなかった。なぜならサンダーは2021-22シーズンを24勝58敗で終えたものの、ウィギンズの成長という大きな収穫がその暗雲に差し込む光となったからだ。ウィギンズはチームとともに向上し、ファンは彼に夢中になった。

また、ウィギンズのニックネームはチームメイトの間でもなじみが深いようだ。

このフレーズから数え切れないほどのミームが作られ、ウィギンズを使った画像がいくつも拡散された。NBAファイナルを前に、ウィギンズはBasketball-Referenceでこのニックネームについて質問され、第2戦の活躍によってニックネームは現実のものとなった。

第2戦でのウィギンズの18得点の活躍を受けて、NBAPaintもそのトレンドに参加した。

彼が今後のNBAファイナルでどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

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アーロン・ウィギンズのNBAファイナル2025第2戦でのスタッツ

  • 得点:18
  • リバウンド:4
  • アシスト:1
  • スティール:1
  • FG:6-11
  • 3PT: 5-8
  • FT: 1-2 

原文:'Aaron Wiggins saved basketball' meme, explained: How Thunder bench player earned viral nickname

抄訳:小野春稀(スポーティングニュース日本版)


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Gilbert McGregor

Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

小野春稀 Haruki Ono

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。大学生。元はスポーティングニュースのNBAニュースを毎日楽しみにしていた読者であったが、今では縁あってライターとして活動している。小学生の時にカイリー・アービングのドリブルに魅了されNBAの虜に。その影響で中高6年間はバスケに熱中した。主にNBAの記事を執筆している。