インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンは、NBAファイナル2025第5戦で右ふくらはぎを痛め、第6戦の出場可否状態について問われると、「歩けるならプレイしたい」と話した。
そして第6戦の開始数時間前、ペイサーズのリック・カーライル・ヘッドコーチは、ハリバートンがオクラホマシティ・サンダーとの大事な試合に出場できると明かす。ハリバートンがどのようなパフォーマンスを見せられるかが注目されたということだ。
そしてその答えは、大きな成功だった。困難を乗り越えて奮起したハリバートンを擁し、ペイサーズはサンダーに109-91で勝利し、6月22日(日本時間23日)の第7戦にタイトル争いの行方を持ち込んだのである。
『スポーティングニュース』では、負ければシーズン終了という第6戦でのハリバートンのパフォーマンスをまとめた。
NBAファイナル2025第6戦でのタイリース・ハリバートンのスタッツ
試合結果: ペイサーズ 108-91 サンダー
- 得点:14
- リバウンド:1
- アシスト:5
- スティール:2
- ブロック:0
- ターンオーバー:1
- ファウル:1
- フィールドゴール:12本中5本成功(41.7%)
- 3ポイントショット:7本中3本成功(42.9%)
- フリースロー:1本中1本成功(100%)
ハリバートンのこの日最初の得点は、FTによるものだった。プレイと無関係なファウルに対するFTで、カーライルHCがハリバートンをシューターに選んでいたからだ。
最初はタイミングが合わない様子だったハリバートンだが、徐々に試合に馴染んでいくと、自分のスポットを見つけ、チームメイトにお膳立てしていく。第1クォーターは4得点、1リバウンド、1アシストという数字だった。
さらに第2Qは8得点、3アシストを記録し、12得点でハーフタイムに突入。チームはサンダーに対して22点をリードした。
後半、ハリバートンは多くを見せたわけではない。だが、その必要がなかったのだ。後半は両チームとも得点が落ち込んだのである。ただ、サンダーのほうがより得点できなかった。
ペイサーズの守備が調子を定め、第3Qを終えて30点をリード。ハリバートンは出場23分間でこの日の試合を終えている。
オビ・トッピンは、ハリバートンについて、「試合が始まる前から彼は集中していた」と述べている。
「彼が100%を尽くすことは分かっていた。可能な限り、自分にできるすべてをやろうとするはずだとね。そして今日の彼は素晴らしかった。彼が前進させ続け、僕らを勝利に導いてくれたんだ」
NBAファイナル2025第6戦でのタイリース・ハリバートンのハイライト
Tyrese Haliburton lets it fly to close out a 22-7 run and force the timeout 🙌 pic.twitter.com/LZpkjutJDU
— Indiana Pacers (@Pacers) June 20, 2025
stepback three for Tyrese Haliburton 🔥 pic.twitter.com/jkdOA9AM2b
— Indiana Pacers (@Pacers) June 20, 2025
Tyrese Haliburton LAUNCHES his third triple of the half 😤 pic.twitter.com/mxpHm1VBEM
— Indiana Pacers (@Pacers) June 20, 2025
WHAT A SEQUENCE 👀
— Indiana Pacers (@Pacers) June 20, 2025
Tyrese Haliburton picks it off and sends a spinning no-look dime cross-court to Pascal Siakam, who absolutely PUNISHES the rim 😱 pic.twitter.com/JNJ4FwyeAc
原文:Tyrese Haliburton points today: Pacers star fights through calf injury to help force Game 7 in NBA Finals vs. Thunder(抄訳)
翻訳:坂東実藍