トレイ・ヤングのトレード先候補は?

Stephen Noh

小野春稀 Haruki Ono

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アトランタ・ホークスでのトレイ・ヤングの時代は間もなく終わりを迎えるかもしれない。この夏、チームがヤングとの延長契約を結ばなかった時点で、その兆しはすでに現れていた。今季、ヤングが出場した試合で2勝8敗、欠場した試合で15勝12敗という成績からも、その兆候はより鮮明なものになっていた。

1月6日、マーク・スタイン氏は、ウィザーズがヤングの有力な新天地として浮上していると報じた。間もなく、ESPN のシャムズ・シャラニア氏も、ヤングとホークスが協力してトレード先を探していると報じた。

ヤングは、今シーズン4,600万ドル、来シーズンは4,900万ドルのプレイヤーオプションがあることから、移籍先を見つけるのは難しい状況だ。一方、彼は4度のオールスター選手であり、適切な価格であれば、ヤングに関心を持つチームもいくつかあるだろう。ここでは、ヤングの有力な移籍先候補をご紹介する。

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トレイ・ヤングの新天地候補をランク付け

※順位は昇順

4位:サクラメント・キングス

今オフのデニス・シュルーダーの獲得によって、キングスのポイントガード問題は解決したかに見えた。ところがチーム成績は全く振るわず、シュルーダーは開幕からわずか13試合で先発の座を失った。

キングスはチームを完全に再建する必要がある。実際に、ロスターの大半がトレード対象と報じられている。ディアロン・フォックスを起点とした高速バスケで成功を収めた彼らは、ヤングの獲得によってそれを再現できるかもしれない。ヤングはリーグ屈指のロングパス能力を持つ選手だからだ。

ホークスはヤングと引き換えにザック・ラビーンを獲得する可能性が高いが、ラビーンは今季含め2年契約が残っており、来季は約4,900万ドルのプレイヤーオプションとなっている。ホークスはラビーンの莫大な契約には後ろ向きだと思われる。キングスがホークスを納得させるためには、相当なドラフト資産を提示する必要があるだろう。

キングスは、ドラフト指名権を手放すより、確実に有望選手を指名すべきで、今回のトレードは賢明な選択肢とは言えない。しかしキングスのオーナー陣は、これまで忍耐強い姿勢を見せたことがない。

3位:シャーロット・ホーネッツ

ホーネッツはラメロ・ボール体制となって6年目だが、依然としてロッタリーチームだ。今季のボールは良いパフォーマンスを見せているが、チームが新たなチーム作りを模索するのは当然だ。

ボールの獲得に名乗りを上げるチームは少なく、それはヤングも同様だ。彼らは卓越したオフェンス力を持つが、ディフェンス面では明らかな限界がある。さらにボールには長い負傷歴があり、これが彼の価値をさらに押し下げている。

両チームにとってリスキーで挑戦的な取引になるだろう。しかし、選手が必要とするのは新しい環境であったりもする。ボールとヤングがより適した環境を見つけ、攻守両面で全力でプレイする意欲を高められれば、これは双方にとって有益なトレードになるだろう。

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2位:ダラス・マーベリックス

ホークスを悩ませている最大の問題は、ヤングではない。むしろ、クリスタプス・ポルジンギスの健康問題である。ホークスは、ポルジンギスがプレイしているときは素晴らしいチームだが、彼は今年すでに12試合を欠場している。そして、オニエカ・オコングを除けば、ビッグマンの層はかなり薄いと言える。

アンソニー・デイビスは、ビッグマンに厚みを加えると同時に、ホークスのディフェンスの立て直しにも貢献するだろう。実際に、ホークスがデイビスの獲得を検討しているという噂があり、彼の加入はチームにとって非常に理にかなっている。

ここでの問題は、マーベリックスがヤング獲得に熱心でない点だ。マブスはヤングよりも、2025年ドラフトの際にホークスがペリカンズから手に入れたドラフト指名権の方に強い関心を持っているのだ。ただ、ホークスがデイビスのために、この指名権を手放すのはナンセンスだ。

両者のトレードは成立するかもしれないが、先述の指名権は取引に含まれず、ヤングはおそらく第3のチームに移籍することになるだろう。

1位:ワシントン・ウィザーズ

ウィザーズは有能な司令塔を必要としている。素晴らしいルーキーイヤーを過ごしたバブ・キャリントンが、その役割を担うと期待されていた。ところが、今季のキャリントンは思うようなステップアップを果たせていない。

ヤングの加入は、リーグ27位のウィザーズの攻撃力を即座に向上させるだろう。彼は卓越したパス能力の持ち主であり、アレックス・サーやキーショーン・ジョージといった若手選手たちの負担を大いに減らすことができる。また、ヤングの守備の脆さは、現在リーグ29位のディフェンスを考えれば、大した問題ではない。

ウィザーズとの取引がおそらく一番魅力的であろう。34歳のCJ・マカーラムは、チームの長期的な計画には含みにくいベテランだ。ただ彼の契約は今季で切れるため、今後のロスター構成を柔軟に行うことができる。マカーラムとサラリー調整の選手というトレードパッケージは、おそらく他のどのオファーよりも優れている。スタイン氏によると、ホークスはヤングの契約を引き取ってもらうために、ウィザーズとのトレードにドラフト資産を含める可能性もあるという。

ウィザーズは、今後1年半の間、ヤングを比較的低リスクで試し、その後、彼と契約するかどうかを決定することができる。また、ホークスは、ロスターに、マカーラムのシューティング力を加えることができる。これは、双方にとって非常に理にかなった取引なのだ。

原文:Trae Young trade destinations: Wizards, Mavericks, Hornets among best possible spots for star guard

抄訳:小野春稀(スポーティングニュース日本版)

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