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NBAファイナルで大活躍を見せるTJ・マコーネルを「グレート・ホワイト・ホープ」と呼ぶ理由

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

Daniel Mader

NBAファイナルで大活躍を見せるTJ・マコーネルを「グレート・ホワイト・ホープ」と呼ぶ理由 image

2025年のプレイオフで活躍したインディアナ・ペイサーズの選手の中でも、特にTJ・マコーネルの貢献は重要な場面で際立っていた。

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ペイサーズは優勝への望みを繋ぐため、第6戦での勝利は必須だった。そして、彼らは見事にそれを達成した。オクラホマシティ・サンダーに108対91で勝利した試合で、マコーネルはまたしてもチームの勝利に大きな役割を果たした。

持ち味であるバックコートでのスティールやミドルレンジからのジャンプショット、身長約185cmのガードとは思えないリバウンド数と、マコーネルは2試合連続で試合の要所で出場。試合後、タイリース・ハリバートンが、チーム内でマコーネルに付けられたニックネーム「グレート・ホワイト・ホープ(Great White Hope)」を明かした。

ここでは、そのニックネームの背景とNBAファイナル第6戦でのマコネルの活躍についてまとめる。

なぜTJ・マコーネルは「グレート・ホワイト・ホープ」と呼ばれている?

ふくらはぎの張りを抱えながらも第6戦に出場したハリバートンは、ペイサーズがサンダーを圧倒し第7戦へ持ち込んだ試合後、ESPNのインタビューに登場。ファイナルでのマコーネルの貢献について問われると、賞賛の言葉と共にチーム内でのニックネームを明かした。

「彼は本当に信じられないよ、もう言葉が出ない。彼は『グレート・ホワイト・ホープ』って呼ばれてるんだ。常にディフェンスにプレッシャーをかけ続けて、攻撃を切り開いてくれるんだ」

このニックネームについてハリバートンが言及したのはこれが初めてではなく、現地時間6月12日の記者会見でも同様の発言をしていた。

試合後、NBATVのインタビューでそのニックネームが紹介されると、マコーネルは笑いながら答えた。

「正直、毎回同じことばかり言ってるけど、自分の仕事をするだけだよ。エネルギーを注入して、攻守両面でチームを活性化させて、自分たちの持ち味を発揮するだけさ」

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TJ・マコーネルのNBAファイナル第6戦スタッツ

  • 出場時間: 24
  • 得点: 12
  • リバウンド: 9
  • アシスト: 6
  • スティール: 4
  • ブロック: 0
  • ターンオーバー: 3
  • ファール: 2
  • フィールドゴール: 6/12
  • 3Pショット: 0/0
  • フリースロー: 0/2

第5戦で18得点をマークしたのに続き、第6戦でもマコーネルはベンチから大活躍を見せた。12得点に加えて、9リバウンド、6アシストを記録し、負傷を押して出場したハリバートンの負担を大きく軽減することに成功した。なお、彼のリバウンド数はサンダーのアイザイア・ハーテンシュタイン(4リバウンド)とチェット・ホルムグレン(6リバウンド)の合計より1つ少ないだけだった。

また、ディフェンス面でも相手にプレッシャーをかけ、4スティールをマーク。ペイサーズはターンオーバー数で大きくサンダーを上回る要因となった。

この活躍により、マコーネルはNBAファイナルの歴史上初めて、ベンチからの出場で通算60得点・25アシスト・15リバウンド以上を記録した選手となった。

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TJ・マコーネルのNBAファイナル第6戦ハイライト

ペイサーズが大きくリードを広げた第2クォーターにおいてマコーネルは大きな役割を果たした。ケンリッチ・ウィリアムズとケイソン・ウォレスをかわしてミドルレンジジャンパーを沈めるなど、個人技が光った。

また、このシリーズを通して見せてきたように、ルーズボールへのダイブやスティールも健在で、ペイサーズがこの試合で記録した21のターンオーバー誘発の原動力となった。

スピンムーブからのレイアップ、ダブルチームでのディフェンス、バックコートでのスティールなど、第6戦でも何でも屋ぶりを発揮した。

TJ・マコーネルのNBAファイナル平均スタッツ

以下は、マコーネルのNBAファイナルの1試合平均スタッツである。

  • 平均出場時間: 19.0
  • 平均得点: 11.3
  • 平均リバウンド: 3.2
  • 平均アシスト: 4.5
  • 平均スティール: 2.3
  • 平均ブロック: 0.0
  • フィールドゴール成功率: 53.7%
  • 3P成功率: 60.0%
  • フリースロー成功率: 77.8%

原文:T.J. McConnell 'Great White Hope' nickname, explained: Tyrese Haliburton reveals Pacers' moniker for bench star
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。

Daniel Mader

Daniel Mader is a Content Producer for The Sporting News. He joined SN in 2024 as an editorial intern following graduation from Penn State University. He has previously written for Sports Illustrated, NBC Sports, the Centre Daily Times, the Pittsburgh Post-Gazette, The Daily Collegian and LancasterOnline. Daniel grew up in Lancaster, Penn., with a love for baseball that’ll never fade, but could also talk basketball or football for days.