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NBAファイナル第5戦でペイサーズに勝利したサンダーにとって追い風となる1つの統計

Gilbert McGregor

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

NBAファイナル第5戦でペイサーズに勝利したサンダーにとって追い風となる1つの統計 image

オールスターデュオのジェイレン・ウィリアムズとシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが合計71得点をマークし、オクラホマシティ・サンダーがペイサーズに120-109で勝利し、2025年のNBA優勝まであと1勝と迫った。

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歴史的に見ても、これはサンダーの味方になった。

「決定的」という言葉はプレイオフの第5戦を語るうえでよく使われるが、シリーズが2勝2敗で並んでいるNBAファイナルにおいては、まさにふさわしい表現だ。第5戦を制したことで、サンダーは今シリーズ初めてリードを奪い、ペイサーズは2025年プレイオフで初めてシリーズの後手に回ることとなった。だが、これは単なるリード以上の意味を持つ。

ここでは、サンダーの第5戦の勝利から見る最大のスタッツをまとめた。

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第5戦勝利後「3勝2敗」となったチームの優勝確率は?

2025年以前、NBAファイナルで2勝2敗から第5戦に勝利したチームは、その後のシリーズで通算23勝8敗、勝率.742を記録している。

ここ最近の例では、2015年のウォリアーズ、2021年のバックス、2022年のウォリアーズと、直近の「第5戦勝利チーム」はいずれもそのままシリーズを制している。いずれも第6戦で優勝を決めており、そのうち2015年のゴールデンステイトだけが敵地での優勝を果たしている。

過去25年間で、第5戦に勝ってシリーズを3勝2敗としたにもかかわらず最終的に敗れたのは、2013年のスパーズと2010年のセルティックスの2チームのみ。どちらも敵地での第7戦を落としている。

2000年以降の9例を見ても、第5戦勝利後に第6戦で敗れ、第7戦で優勝したのは2005年のスパーズだけである。

第5戦勝利チーム対戦相手優勝チーム
2025サンダー*ペイサーズ未定
2022ウォリアーズセルティックス*ウォリアーズ(第6戦)
2021バックスサンズ*バックス(第6戦)
2015ウォリアーズ*キャバリアーズウォリアーズ(第6戦)
2013スパーズヒート*ヒート(第7戦)
2011マーベリックスヒート*マーベリックス(第6戦)
2010セルティックスレイカーズ*レイカーズ(第7戦)
2006ヒートマーベリックス*ヒート(第6戦)
2005スパーズ*ピストンズスパーズ(第7戦)
2003スパーズ*ネッツスパーズ(第6戦)

*ホームコートアドバンテージを持つチーム

9チームのうち、2005年のスパーズだけが第5戦に勝利し、第6戦に敗れ、第7戦で優勝を果たした。

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NBAファイナル第7戦の歴史

もしペイサーズが第6戦に勝利して第7戦に持ち込めば、NBAファイナル史上20回目の第7戦となる。これまでの19回のうち、ホームチームが15回勝利している。

※勝利した「アウェイチーム」は太字で記載

結果開催地
2016キャバリアーズ 93-89 ウォリアーズオラクル・アリーナ
2013ヒート 95-88 スパーズアメリカン・エアライン・アリーナ
2010レイカーズ 83-79 セルティックスステイプルズ・センター
2005スパーズ 81-74 ピストンズSBC・センター
1994ロケッツ 90-84 ニックスザ・サミット
1988レイカーズ 108-105 ピストンズザ・フォーラム
1984セルティックス 111-102 レイカーズボストン・ガーデン
1978ブレッツ 105-99 スーパーソニックスシアトル・センター・コロシアム
1974セルティックス 102-87 バックスミルウォーキー・アリーナ
1970ニックス 113-99 レイカーズマディソン・スクエア・ガーデン
1969セルティックス 108-106 レイカーズザ・フォーラム
1966セルティックス 95-93 レイカーズボストン・ガーデン
1962セルティックス110-107(OT) レイカーズボストン・ガーデン
1960セルティックス 122-103 ホークスボストン・ガーデン
1957セルティックス 125-123(2OT) ホークスボストン・ガーデン
1955ナショナルズ 92-91 ピストンズオノンガ・ウォー・メモリアル
1954レイカーズ 87-80 ナショナルズミネアポリス・オーディトリアム
1952レイカーズ 82-65 ニックスミネアポリス・オーディトリアム
1951ロイヤルズ 79-75 ニックスエジャートン・パーク・アリーナ

原文:One stat that bodes well for the Thunder following NBA Finals Game 5 win over Pacers
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)

Gilbert McGregor

Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。