シカゴ・ブルズと2ウェイ契約を結んでいた河村勇輝が、今季開幕直前の10月17日(日本時間18日)に契約を解除されてから2か月余りが過ぎた。右下肢の故障が原因とされているが、詳細は今も明らかにされていない。
その後の動向に注目が集まるなか、河村がその後もシカゴに残り、ブルズのトレーニング施設でリハビリに励んでいると現地記者が報道している。
K.C.ジョンソン記者によると、河村は12月5日(同6日)のインディアナ・ペイサーズ戦で、メンフィス・グリズリーズで息の合ったプレイを見せていたジェイ・ハフ と試合後に談笑していたという。おそらく河村はほかの元チームメイトとも交流を続けていることだろう。
そこで今回は、昨季グリズリーズで共に過ごした元チームメイトに 22日(同23日)のオクラホマシティ・サンダー戦 後に単独取材を行った際の内容をお届けする。
取材に応じたのは、ジャレン・ジャクソンJr. と ジェイレン・ウェルズ、そして特にGリーグのメンフィス・ハッスルで一緒にプレイしたキャム・スペンサーの3選手だ。インタビューはそれぞれ個別に行われている。
以下、共通の質問に対する各選手の回答(英語での質疑応答。質問は要約)。
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——今でも河村選手と連絡を取っているか。だとしたら、彼の英語力に変化はあるか。
ジャクソンJr.: ほとんど話せていなくて、今どうなっているのかも正直よくわかっていないんだ。
スペンサー: サマーリーグでも会ったし、何度かメッセージを送りあったりしているよ。この間は、誰だったか忘れたけどロッカールームで誰かと電話していたから、僕もちょっとだけだけど顔を見て話したよ。
英語力もかなりアップしたと思う。でも、最初にここに来て1か月くらいの段階でも良くできていたと思うんだ。英語を勉強し始めて日が浅いって聞いた時は、そんなはずないだろって思ったくらい自然に話していたから。
ウェルズ: 彼はたまにチームメイトの誰かに電話をかけてきたりするから、そこにちょっと参加したりするんだ。話す内容はたいしたことじゃない。大体、冗談を言い合ってるね。この間はキャムとふざけた言い争いみたいなことをしてたよ。
彼の英語も話すたびにどんどん上達しているのを感じるね。実際のところ、彼の英語力にはすごく感心しているんだ。
——河村選手のNBA復帰の可能性についてどう思うか。
ジャクソンJr.: 可能性は十分あると思うね。彼がリーグでどんなプレイをしたか見ていたらわかるだろう? とてもエキサイティングな選手だから、どんな可能性だってあるよ。
スペンサー: まず第一に、彼は素晴らしいチームメイトだった。パスの能力が高くていつもチームメイトを見つけてくれた。一緒にプレイしていてとても楽しかったんだ。
NBAで大事なのは、人としてのあり方や仕事に対する姿勢だと常日頃思っている。彼は素晴らしいチームメイトだったし、仕事への姿勢も素晴らしいかった。だからまたチャンスは巡ってくると思う。
ウェルズ: NBAで生き残るために必要なのはコート外での行動だと思うんだ。彼はその部分でずば抜けている。NBAの選手は全員すごいスキルを持っているけど、彼のプレイメイキングやパスの能力はまさに彼のすごいスキルだと感じている。だから、NBAに戻ってくるきっとチャンスはあると思う。
(シカゴで)元気で頑張ってほしいと思っているよ。
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