レブロンとカリーがプレイオフ敗退。NBAの新時代はついに幕を開けたのか?

小野春稀 Haruki Ono

Alex Walsh

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レジェンド・キラーと呼ばれるアンソニー・エドワーズが、またしてもレジェンドの所属チームを撃破した。

一人のレジェンドどころか、プレイオフだけで二人もだ。

わずか数週間の間に、この23歳はステフィン・カリーとレブロン・ジェームズという過去20年NBAに君臨してきたトッププレーヤーを打ち破ったのだ。

我々はついに、NBAの世代交代を目撃したのだろうか?

若いスーパースターがNBAの新時代を切り拓く

この1ヵ月の間、2010年代のスーパースターたちは次々と、プレイオフの舞台から姿を消していった。

カワイ・レナードとジェームス・ハーデンは、ナゲッツとの1回戦にゲーム7の末敗れた

レブロン・ジェームズとロサンゼルス・レイカーズはティンバーウルブズに圧倒され、ステフィン・カリーのゴールデンステイト・ウォリアーズもカリーが欠場したとはいえ歯が立たなかった。

ケビン・デュラントのフェニックス・サンズは、レギュラーシーズンで苦戦し、プレイオフ出場すら叶わなかった。

プレイオフに勝ち残っているチームの多くは、30歳以下の若いスーパースターが率いている。

  • ボストン・セルティックス :ジェイソン・テイタム(27歳)
  • オクラホマシティ・サンダー :シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(26歳)
  • デンバー・ナゲッツ:二コラ・ヨキッチ(30歳)
  • ニューヨーク・ニックス:ジェイレン・ブランソン(28歳)
  • インディアナ・ペイサーズ:タイリース・ハリバートン(25歳)
  • ミネソタ・ティンバーウルブズ:アンソニー・エドワーズ(23歳)

若いスーパースターたちは皆、レジェンドたちに「これからは自分たちの時代だ」と言わんばかりに引導を渡した。

ペイサーズは2年連続の東決勝に進出を決めたが、バックスとキャバリアーズを倒してここまで辿り着くとは、おそらくほとんどの人が想像しなかっただろう。

ほんの数年前まではプレイオフにさえ出られなかったサンダーは、リーグトップチームのひとつに上り詰め、シャイ・ギルジャス・アレクサンダーというMVP候補を擁している。

2024年に優勝を果たしたジェイソン・テイタムは、アキレス腱断裂のため来シーズンは全休の可能性が高いが、今後数年で証明すべきことがたくさん残っている。

アンソニー・エドワーズは、プレッシャーのかかる試合でのパフォーマンスを疑問視されてきたが、その声を黙らせる活躍を見せている。

若いスターが台頭し、過去のレジェンドが引退前の残り数年で淘汰されていくのはリーグの常だ。

2010年代スーパースターの過去5年のプレイオフ戦績

※CSF:カンファレンス準決勝、CF:カンファレンス決勝

選手\年度2021年2022年2023年2024年2025年
レブロン・ジェームズ1回戦敗退不出場CF敗退1回戦敗退1回戦敗退
ステフィン・カリー不出場優勝CSF敗退不出場CSF敗退
ケビン・デュラントCSF敗退1回戦敗退CSF敗退1回戦敗退不出場
ジェームズ・ハーデンCSF敗退CSF敗退CSF敗退1回戦敗退1回戦敗退
カワイ・レナードCF敗退不出場1回戦敗退1回戦敗退1回戦敗退

2020年代スーパースターの過去5年のプレイオフ戦績

選手\年度2021年2022年2023年2024年2025年
二コラ・ヨキッチCSF敗退1回戦敗退優勝CSF敗退CSF進出
ジェイソン・テイタム1回戦敗退ファイナル敗退ECF敗退優勝CSF進出
ルカ・ドンチッチ1回戦敗退CF敗退不出場ファイナル敗退1回戦敗退
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー不出場不出場不出場CSF敗退CSF進出
タイリース・ハリバートン不出場不出場不出場CF進出CF進出
アンソニー・エドワーズ不出場1回戦敗退1回戦敗退CF進出CF進出
ジェイレン・ブランソン1回戦敗退CF敗退CSF敗退CSF敗退CSF進出

原文:A new era of the NBA has officially begun

抄訳:小野春稀

Contributing Writer

Editorial Team