NBAは6月30日(日本時間7月1日)、2025-2026シーズンのサラリーキャップの金額を発表した。
NBA 2025-26シーズンのサラリーキャップは1億5464万7000ドル(約222億6916万8000円/1ドル=144円で換算。以下同)に、ラグジュアリータックス(ぜいたく税)を課される基準となるタックスレベルは1億8789万5000ドル(約270億5688万円)となった。
The National Basketball Association today announced that the Salary Cap has been set at $154.647 million for the 2025-26 season. pic.twitter.com/cQIg9dDbVe
— NBA Communications (@NBAPR) June 30, 2025
これらは米国東部時間7月1日午前0時1分(日本時間同日午後1時1分)から適用。フリーエージェント選手との交渉は、同6月30日午後6時(日本時間7月1日午前7時)から解禁され、その6時間後にリーグはモラトリアム期間(活動停止期間)に入る。モラトリアム期間は7月6日午後12時(日本時間7日午前1時)に終了する。モラトリアム期間終了後、各チームは選手との契約を締結することができる。
- 2025-26シーズンのミニマムチームサラリーは1億3918万2000ドル(約200億4220万8000円)
- 2025-26シーズンのファーストエプロンは1億9594万5000ドル(約282億1608万円)
- 2025-26シーズンのセカンドエプロンは2億782万4000ドル(約299億2665万6000円)
※エプロンは例外条項などの制限を決定する基準額
労使協定(Collective Bargaining Agreement)は、チームの年俸総額によって3種類の異なるミッドレベル例外条項を規定している。2025-26シーズンについては以下のとおり。
- ノンタックスペイヤー・ミッドレベル例外条項(ラグジュアリータックス非課税チームに認められるサラリーキャップ例外枠):1410万4000ドル(約20億3097万6000円)
- タックスペイヤー・ミッドレベル例外条項(ラグジュアリータックス課税チームに認められるサラリーキャップ例外枠):568万5000ドル(約8億1864万円)
- ルーム・ミッドレベル例外条項(チーム年俸総額がサラリーキャップ未満のチームに認められるサラリーキャップ例外枠):878万1000ドル(約12億6446万4000円)
サラリーキャップは、チームが選手との契約に使用できる年俸総額の上限のこと。原則として、各チームはサラリーキャップの範囲内で全選手と契約する必要があるが、労使協定によって様々な例外条項が設定されているため、サラリーキャップを超えても選手と契約することができるようになっている。
原文:NBA salary cap for 2025-26 season set at $154.647 million(抄訳)
翻訳:坂東実藍